昨日は犬猫の譲渡会のお手伝いに出かけた母さん。
知らない犬のニオイをいっぱいくっつけて帰ってきたので
ワタシは、玄関でいっぱいクンクンしました。
引っ越しのため、保健所に持ち込まれた仲の良い母子犬。
飼い主さんが妊娠されたため、保健所に持ち込まれた犬。
フェンスに繋がれて、置き去りにされていた犬。
他にもたくさん…とってもたくさん哀しみのニオイがしました。
大好きな飼い主さんに「もう、いらない」って言われるのは
どんなことより一番辛くて哀しいこと。
ワタシは母さんとずっとず~っと一緒にいたいって思うけど
みんなもきっと、同じ気持ちだったよね。
この気持ち、どうしたらわかってもらえるんだろう?
言葉を喋ることができたら、言いたいことはいっぱい。
でもみんな、やっぱりこう言うと思うよ…「人間が好き!」って。
だって、たくさんの幸せをくれるのも人間だもの。
月別: 3月 2008
お得意
後脚を伸ばせるだけ伸ばし、前脚でチョコンと束ねての
かりんお得意の寝姿です。
そばでじっと見つめながら、いつも不思議でなりません。
思いっきり丸くなっていたり、思いっきり伸びて眠っている姿を見ると
「あぁ!なんて犬らしい寝姿」と、凄~く納得してしまうのですが
この寝姿は、何ともまぁ~中途半端と言うか、不自然と言うか、妙と言うか…。
もしかすると、丸くなって → 思いっきり伸びてみたら → こうなっちゃった。
これが、“へんちくりん” な、かりんの寝姿の経緯なのかもしれません。
この寝姿を見る度、「嗅いでください♪」と言わんばかりの無防備な肉球を
母さんが見逃すわけがありません。
ギョッ!
お天気は今ひとつでしたが、お出掛けモードの日曜日。
「かりん、何処へ行きたい?」と訊いても具体案はないらしく
仕方がないので、またまた港の公園へと足を運びました。
先週、コウイカとの思わぬ遭遇もありましたし
かりんも母さんも、キョロキョロしながらの散歩となりました。
すると…いました、いました!
堤防のすぐ下のところに、体長30センチくらいの魚が落ちていました。
「鳶か何かが、捕まえたのを落として行ったのかしら?」と思いながら見ていると
かりんも、「それ、なぁに?」と言う顔でズンズン近づいて行きました。
そぉ~っと鼻先を魚の頭に近づけた途端、いきなりピョンと魚が跳ねました。
すると、かりんもピョンと跳ねて後退。
この物体が動くとわかってからは、少し距離を置いて観察していましたが
鼻先でいきなり動かれたのに驚いてしまったのか、既に飽きてしまったのか
先を急ぐように、別方向へと引っ張り始めました。
しばらくして戻ると、釣人が傍にいて、魚は葉付きの小枝に乗せてありました。
落ちているのだと勝手に思っていた、その魚(おそらくセイゴ)。
かりんが、いきなり食いついたり齧ったりしなくて良かったぁ~。
布団の中
少しだけ一緒に眠ってくれた、愛しさ倍増の日から
さっぱり母さんと一緒に寝てくれないかりん。
それでも、ベッドでくつろいでいる時に名前を呼ぶと
ピョンと跳ねて嬉しそうに枕元へやって来ます。
先日、片手で掛け布団をめくって大きなトンネルを作り
「かりん、ハウス~」と、試しに言ってみました。
すると、母さんの顔を見て、一瞬「?」の表情をしましたが
頭を突っ込んでクンクン嗅いだりして様子を窺った後
すんなりと布団の中へ入りました。
そして、母さんのお腹の横あたりにドスンと腰を下ろし
胎児のように真ん丸くなり、そのまま眠ってしまいました。
お腹がほんのり温かく、心もぽかぽかになった母さん。
この夢のような状況に、しばし酔いしれておりました。
でも、しばらくするとゴソゴソと布団の中から這い出し
舌を出しながらハァハァハァ…。
実は、母さんも最初は温かくて良かったのですが
布団の中がだんだんと熱くなっていたのでした。
もう少し寒い時期だったら、お互いにもっと快適だったのにね。
さぁ~、次の冬は期待できそうかも?
怖がり屋さん
冬の間、じっと息を潜めていた虫も
このところの暖かさに誘われて活動を始めたようで
かりんは家の中で、非常に挙動不審な犬になっています。
リビングに小さな虫が飛んでいるのを見つけたらしく
逃すものかと一生懸命に目で追っていましたが
残念ながら見失ってしまったようです。
しかし、2階に上がってからも天井を見上げ、虫をしつこく探しています。
そのうち怖くなったのか、自らハウスに入り息を殺して外の様子を窺っています。
まん丸に見開かれ、キョロキョロと忙しなく動く瞳は、不安色に染まっています。
姿が見えているうちは捕まえようとするのですが、姿が見えないと怖いみたい。
時折、こんな風に可笑しいくらい臆病になってしまうかりん。
虫に対してどんな怖い思い出があるのか、教えて欲しい母さんです。