氷デビュー

氷が大好きだったかりんは、季節お構いなしで氷を食べておりました。
かのんはどうだろう?と、今までにも何度か氷を見せたものの
ちょっとペロペロしてみるだけで、反応は今ひとつ。

それでも、この時期暑そうにハァハァしている姿を見て再びの氷。
おおっ、興味を示したようです。

咥えようとすると逃げていく氷と、しばらく格闘していましたが
ついにガリリ☆と食らいつきました。
ああ…この姿はかりんと一緒。
やっぱり、顔を床にくっつけるようにして歯で氷を砕こうとするのね。

そして、良い音を立てながら小さくなった氷を食べます。
かりんのような熟練した食べ方には程遠いけれど、なんか嬉しい。
これからは、氷を嗜むかのんの姿が頻繁に見られるようになりそうです。

言葉のシャワー

かのんを紹介してくれた友人に、散歩中バッタリ会いました。
じっくり顔を合わせたのは久しぶり(1年ぶりくらい?)で
かのんを見て開口一番、「可愛くなったね~♪よかった、よかった!」

友人がかのんをまじまじと見たのは、我が家に迎えた最初の年で
その頃は、新しい生活にも十分に慣れたとは決して言えない状態でした。
そして、まだ「可愛い♪」という感じではありませんでしたから
その頃と比べると、かのんの顔つきは確実に変わったのだと思います。

その姿を見た瞬間、「可愛い♪」という言葉が口からこぼれ出てしまう。
そんな愛らしさを、先代のかりんは生まれながらに持っていました。
可愛いのが当たり前だったせいか、「かりんは可愛いね♪」と言葉にして
語りかけることが、とてもとても少なかったように思います。

でも、かのんかりんのような見た目の愛らしさがなかったせいか
「可愛いところがないか?」と、ついつい探してしまいます。
そして、見つけた愛らしさに対して、しつこいくらい「可愛いね♪」と
言葉のシャワーを浴びせます。
もしかすると、空組のかりんはちょっぴり妬いているかもしれません。

この「可愛いね♪」のシャワーも、かのんが可愛くなった理由のひとつだと
母さんは信じて疑いません。

落ち着く公園

営業日が土曜日と月曜日だけの、薪窯パンのお店。
昨日は開店時間に合わせて、8時過ぎに我が家を出発しました。
美味しいものを求め、わざわざ足を延ばすことが多くない私たちにしては
かなり珍しいのですが、まぁそれくらいお気に入りってことです。

一番乗りでお目当てのパンを買い、達成感と共にお店を後に。
かのんの休日スペシャル散歩も兼ねて出掛けたので
帰りに、目星をつけていた道の駅に隣接した公園に寄ってみました。
そうそう、ここにはかりんと一度だけ来たことがあったっけ。

歩いていて、「なぜだかわからないけど落ち着くなぁ」と思ったのは
この場所の環境に適した在来植物による植栽が施された公園だからかも。
遊歩道は整備されていますが、人の手で作られたとは思えない景色で
自然の里山を歩いているような感覚になります。

高低差のある様々な木々からは、程良く木漏れ日が降り注ぎます。
真夏は強い陽射しを遮ってくれ、人心地つける場所になりそうです。

かりんと来た時は、あまり印象に残らない公園だった記憶がありますが
実は、結構魅力的な場所だったのだと改めて気づくことができました。
どちらかと言うと狭い公園なのですが、犬の散歩には適度な広さで
実際、犬を連れてゆったりと歩く人たちを何組か見かけました。

お気に入りのパンを買いに行く日は、ここに必ず立ち寄ることになりそうな
そんな予感がしています。

換毛期真っ只中!

この時期、世の柴犬系のみなさんは【換毛期真っ只中!】ではないでしょうか。

純粋な柴犬ではなかったからか、かりんは一般的な柴犬よりモフモフな毛並みだったので
換毛が始まると(とは言っても、ほぼ年中抜けていましたが)本当に大変でした。
ちょっと撫でただけでふわぁ~っと抜け毛が舞い、部屋のあちこちに毛溜まりができました。

しかし、かのんはアンダーコートが少ない上に毛足が何とな~く短い。
我が家に来た最初の年なんて、「本当に柴犬ですか?」とツッコミたくなるくらい
抜け毛の量が非常に少なかったのです。
それでも、昨年あたりからは、まあまあ抜けるようになりました。

かのんの目の前にある抜け毛の山は、ここ最近抜け始めた毛をチマチマと集めたものです。
かりんなら一度のブラッシングで簡単に集まったくらいの量なので、圧倒的に少ないです。

昨年までは、自分の抜け毛の塊でさえ怖がって逃げてしまうので撮影不可だったのですが
今年は何とか一緒に写すことができました。
果たしてかのんの【もふだま】はできるのか?…それは母さんの気分次第ですな。

懐かしの場所へ

かのん地方のソメイヨシノは満開を過ぎ、ほぼ葉桜になってしまいました。
それでも、いくつか残っている花は、吹き抜ける風に乗ってひゅっと遠くへ飛んでいったり
はらはらと舞い落ちたりしています。

週末、山手に向かった隣市にある公園に出掛けました。
ここも何度となくかりんと訪れた場所。
ソメイヨシノが植えられている、本当に小ぢんまりとした公園で
桜祭りの名残のぼんぼりが、そのままになっていました。

桜の花びらの絨毯は、かなり色あせてしまっていたのですが
それを補って余りあるかのんの笑顔です。

さて、この公園の近辺に、かのんが生まれ育った犬舎があります。
ふと思い立ち犬舎の近くまで行き、道沿いに車を停めて車中から見たら
3頭の柴犬がこちらをじっと見つめていました。
その姿を見ながら、「2年ほど前までは、かのんはここにいたんだ」と
かのんを迎えに行った時を思い出し、感慨深い思いに浸りました。

当のかのんは車の中にいたせいか、懐かしの場所にも気づいていない様子。
何らかの反応を期待した反面、忘れているくらいが良いとも思いました。
「いまがイチバン!」って、思ってくれていると信じたい。