目ヤニ取り

かりんが目ヤニをくっつけていると、気になって仕方ない母さん。
加齢のせいか、以前に比べると目ヤニが増えたような気がします。
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「目ヤニがついてる~、キレイにしよ!」と言うと
渋々…という感じではありますが、取れるまでじっとしていてくれます。
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「いつまでも可愛く、元気で、長生き!」
かりんに対しての、母さんの贅沢な贅沢~な願い。
可愛いをキープするために、今日もせっせと目ヤニ取りをするのでありました。

城攻め

「風薫る5月」という言葉が、これ以上ないくらいピッタリ当てはまるような
そんな爽やかなお天気に恵まれた、先週の土曜日。
先月の終わりに新規開拓した、緑いっぱいの公園の対岸側の山にある城址へと
歩く気満々!のかりんを連れて向かいました。
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最初は、御殿があったであろう山麓の広場辺りでお終いにするつもりでしたが
ふと、立て札を見ると、そこから山頂の本丸へは600メートルほど。
「600メートルくらいなら」と、軽い気持ちで本丸を目指すことにしました。
…が、少しばかり甘くみていたようです。
くねくねと折れ曲がる「七曲り」と呼ばれる上りの山道に
母さんの脚は重さを増し、みるみるうちに歩調がゆっくりになっていきました。
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とっとと上って行ったかりんが、「まだ?」とばかりに見下ろしています。
三の丸、二の丸…と続き、本丸に到着した頃には、脚はガクガク状態でした。
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それでも、頑張って上った甲斐がありました。
残念ながら霞んでいて、遠くはぼんやりとしか見えませんでしたが
山頂からの眺めに、しばらく無言で見入ってしまいました。
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日頃の運動不足を痛感させてくれるような、かなりの疲労感はあったものの
こうして、何とかかんとか山城を攻略。
「これだけしっかり歩いたわけだから、今日は思う存分飲んでよ~し!」
都合の良い天の声が聴こえたような気がしました。

小さなカメラマン

昨秋亡くなった、じぃじの逝去者記念式や納骨式を行ったり、諸々の用事等で
長時間出掛けることの多かった、連休の後半。
そのため、かりんは母さんの実家にて、連日、数時間の留守番となりました。
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文句も言わず大人しく待ってくれていたかりんへのご褒美は
この春から小学4年生になった甥っ子も一緒に、いつもの土手の散歩です。
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今回は、「カメラを貸して欲しい!」との甥っ子の要望もあって
2名のカメラマンが同行しての散歩となりました。
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まるで動物カメラマンのように、姿勢を低くしたり地面に這いつくばったり
かりんの姿を追いながら楽しそうに激写する甥っ子。
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   ↑ (甥っ子撮影)
カメラを向けられると、相変わらずそっぽを向いてしまいがちでしたが
彼の小さな手で、かりんの姿はしっかりとカメラに収められておりました。
母さんの大切な大切な、小さな毛むくじゃらさん&小さなカメラマン。
ファインダーから覗きつつ、思い出という決して色褪せることのない印画紙に
そぉーっと、でも、しっかりと焼きつけたのでした。