ほどほど散歩

先週は、かりんタイクツそうな顔ばかりを見ることになった
生憎のお天気が続きました。
しかし、週末あたりからは晴れて、暖かい日が続いています。
閉め切った車の中は、少し暑く感じるくらいの気温となった日曜日。
山手にある、近隣の公園へ散歩に出掛けました。
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真っ青な空に、ふわふわと浮かぶ雲。
柔らかな羽毛が、空を舞っているようでもありますが
母さんの目には、空という名の水に浮かぶ手漉き和紙の繊維に見えました。
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公園の広場では、かりんお約束の大爆走はなかなか始まらず
「さぁ~、走るよ!」という声を合図に、申し訳程度に走りました。
走るよりも、様々なニオイの分析のほうが魅力的みたいです。
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散歩後、かりんのバッテリー残量には、まだ余裕がありそうでしたが
これくらいの消費量が丁度良いと感じるお年頃。
車で待たせ、買い物をして戻ったら…ゴロンと寝転がっておりました。

探検

朝方は雲に覆われ、降りそうで降らないグズグズしたお天気でしたが
昼前あたりからだんだんと青空が覗き始めました。
風はちょっぴり冷たいものの、良いお天気になりました。
早めのお昼ご飯を食べに出掛けた後、かりんの休日散歩へ。
今日は、年に数回しか出掛けない近場の公園での散歩です。
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遊具の下に埋められた大きな土管。
まるで秘密基地のような感じで、母さんはワクワク感を抱きましたが
かりんは怪訝そうに眺めています。
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しかし、その後、予想通りズンズンと入っていきました。
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そして、しばらくクンクンしてから探検は終了。
こういった穴などを見ると、必ずと言って良いくらい入ってみるかりん
まだ衰えることのない、その好奇心に、母さんも心躍ります。

タイクツ

かりんです。
きょう、かあさんはおやすみだったけど、あめポツポツのおてんき。
「スペシャルなおサンポは、なし!」っていわれちゃった。
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「あぁ~、つまんない!」
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「タメイキばっかりでちゃう~」
だから、セイイッパイ、タイクツさをヒョウゲンしてみました。
どう?…カンジでてますか?

名前はどこから?

前回、ちょびちゃんになったライオンさんが登場しましたが
「なんで、ちょびちゃんって名前に?」と、最初は首を傾げました。
でも、すぐにピーン☆ときちゃいました。
おそらく、たぶん、ほぼ間違いなく、きっと…。
紙漉き女房さんご夫婦の工房の、看板猫のちょびちゃんから
ばぁばは名前をいただいたのだと思います。
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昨年末、帰省していた妹一家&ばぁばと一緒に工房へお邪魔し
紙漉き女房さんご夫婦と、ひとしきりお喋りしました。
そして、そばでまったりとくつろいでいたちょびちゃんに
ちょびちゃ~ん♪」と、みんなそれぞれに声をかけておりました。
ですから、自分が体験したことや、さっき聞いたばかりのことを
あっという間に、見事なくらい忘れてしまうばぁばの頭の片隅にも
ちょびちゃんの名前が、おぼろげに残っていたのでしょう。
その後、母さんたちが置き去りにしてしまったライオンさんを見つけ
記憶の片隅にあった名前を思い出し、命名したのだろうと思います。
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さて、この週末は母さんだけで実家へ帰っておりました。
自分がつけたライオンさんの名前すら、すっかり忘れているのでは?
と思ったりしたのですが、どうやら杞憂だったようです。
食事の時も、名前を呼びながら横にそっと置いていました。
ちなみに、隣にいる小さいワンワンの名前はクマちゃんだそうで
実家で飼っていた柴犬の名前…でした。
一方、お気に入りのライオンさんがいなくなってしまったかりん
「あれっ?いない」と気づかないのか、あちこち探しまわることもなく
普段通りに過ごしています。
そんな、クールな(?)かりんの姿にも安堵しています。

ちょびちゃんになったライオンさん

2年ちょっと前からお気に入りの、かりん添い寝の友
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並んで寝っ転がったり、あご乗せ枕としても大活躍していたので
年末年始の帰省には、このライオンさんも一緒に連れて帰りました。
しかし、うっかり実家に置いたまま戻ってきてしまいました。
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そして今月の帰省時、実家のリビングにあったライオンさんを見て
「忘れないように連れて帰らなきゃ」と思った次の瞬間。
ばぁばがライオンさんを抱き上げ、愛しそうに撫で撫でしながら
「ひとりだから、いつもちょびちゃんとお話ししてるんだよね~」と。
寝る時も枕元に置いて、お話しながら寝ているのだそうです。
それを聞いて、「かりんの」だと言えなくなってしまいました。
ばぁばのそばに愛しむ小さな命があり、その温もりを感じていられたら
ひとりの生活にも張りが出るし、心穏やかに過ごせるのかもしれません。
けれども、徐々に認知機能が低下しつつある独り暮らしのばぁば
小さな命のお世話は難しく、残念ながら叶えることはできません。
ご飯を食べなくても、散歩をしなくても、排泄をしなくてもOKな
かりんの分身がいたら最高☆だけどなぁ。
な~んて夢のようなことを、ふと思ったりするのでした。
このライオンさん…ばぁばにあげようね、かりん