増えるご飯

今年に入ってから始めた、変化するお食事サービス
最初は一食につき注入器4本でしたが、これでは必要なカロリーには程遠いものでした。
そこで、かりんの様子を見ながら徐々に注入器の本数を増やし、今や8~9本にまでなりました。

ズラリとスタンバイした注入器。
これを朝・昼・晩食べさせますが、最初の4本くらいまでは良いものの
後半に差し掛かるとイヤイヤし始めます。
それから先は、無理矢理食べさせる感じになってしまうのですが
愚図るかりんと格闘しながら、何とか食事を終えます。

イヤイヤし始めると注入器の先っちょをグーッと噛むので
プラスチック製の注入器の先っちょは、潰れたり変形したりします。
ですから、潰れた部分を切ったり、新しい物に交換しつつ使っています。

一時、じわじわ増量して5.2キロまで増えていた体重も、今は5.0キロ。
食べる量が増えているから、もう少し体重が増えても…と思うのですが
ほぼ寝たきりですから、こんなものなのかもしれません。

それでも、これ以上減ることなく安定しているので、ありがたいことです。

おひさまとガタンゴトン

かりんです。
きょうは、ビョウインのひでした。
チックンされたまま、しばらくじーっとしていなくちゃいけないから
ちょっと(ホントはすっごく)ニガテなんだよね。
さいしょはワンワンしちゃったけど、だんだんねむくなっちゃった。

ビョウインのかえり、まいにちのさんぽコースだったコウエンに
かあさんがつれていってくれました。
かあさんのひざのうえでボーッとしているワタシです。

とちゅう、ふつうのガタンゴトンや、はやいガタンゴトンがやってきました。
むかしは、ガタンゴトンがやってくるとガゥガゥしたけど、いまはもうしません。

すこしのじかんだったけど、おひさまに「こんにちは!」してきたから
こんやはよ~くねむれるかなぁ。

いつものかりん…は?

気づけば、かりんについての「大変なこと」ばかり書き連ねており
少しばかり自己嫌悪に陥っている母さんです。
しかし、同時に、これが現実だと開き直っている部分もあります。

かりんが元気だった頃、晩年の姿を漠然と想像してはいましたが
階段の上がり下りができなくなったり、散歩でのスローな歩みだったり
せいぜいそんなところでした。

その想像を遥かに超えることとなってしまった現実ですが
そんな現実を、あるがままに受け容れながら過ごしているかりんの姿に
母さんも同じようにしよう…と心に決めています。

さて、今日のかりん。
イイ子にしているので独りにすると、程なくして鳴き始めましたが
母さんがそばに行くとピタリと鳴きやんでくれました。
ただこれだけのことですが、「あぁ、かりんだ!」と思うことができます。

かりんが、かりんでいる」時間や度合いは、その日その日で変化します。
「今日は、どれだけいつものかりんでいてくれるかなぁ~」
日々そんなことを思いながら、かりんと向かい合っています。

イイ子で寝てね

かりんの酷い夜鳴きがほぼ毎晩となり、夜寝る前に座薬を使うようになったのが3月の中旬。
それからは、本当によく寝てくれるようになりました…と言いたいところなのですが
実は、決してそうではありません。

座薬は2か月程であまり効かなくなってしまい、今度は飲み薬を処方してもらったものの
こちらも思うように効いてくれませんでした。
それでも、騙し騙し過ごしながら、再び座薬に戻してみると思い出したように効いてくれて
ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間。

ここ1週間は夜中に鳴き始め、起こされてしまう日がまたまた続くようになってしまいました。

ご飯を準備して食べさせなくてはならないことなんて、手間はかかってもどうってことありません。
しかし、昼夜を問わず鳴き続け、特に夜中に起こされてしまうのはジワジワきます。

この状態が、この先何年もずっとずっと続くわけではないとわかっているからこそ
その大変さも、何とかしのぐことができているのだと思っています。

それにしても、これほどまでにかりんに手を焼くことになろうとは思ってもみませんでした。
大変ではあるけれど、手を焼く相手がいてくれるのは幸せなことだと自分に言い聞かせながら
今日もかりんの横で、ちょっぴりドキドキしながら眠る母さんです。