座薬

ほとんど鳴くことのなかったかりんが鳴き始めた頃
確かに、自分の意思や要求を伝えようとして鳴いていました。
しかし、今は、その頃とは明らかに違う鳴き方になっています。
ただただ…鳴いているのです。

夜鳴きも、ほぼ例外なく毎晩のことになりました。
母さんがどんなに声をかけても撫でても、その声は決して届くことなく
同じ調子の大きな鳴き声がずっと続きます。
酷い時には、3時間近くも鳴き続けました。

少し前、「夜鳴きが酷くなったら、無理せずに言ってください」と
かかりつけの病院の看護師さんに声をかけてもらっていました。
自分では、「まだまだ、心身共に余裕はある」と思っていたものの
やはり、限界点に達してしまう前に相談してみることにしました。

現状を話した結果処方されたのは、神経の興奮を抑制し
けいれん発作などの症状を抑える抗てんかん薬の座薬でした。
(「抗てんかん薬?」と思ったのですが、この続きはまた)

次の日、そろそろ寝ようかと思った頃に鳴き始めました。
大興奮しているかりんに恐る恐る投薬したところ、だんだん興奮が治まり
10分後くらいには、気持ち良さそうな眠りに落ちました。
そして、その夜は愚図るかりんに起こされることは一度もありませんでした。

夜中に起こされることなく寝たのは、はてさて…いつぶりでしょう。
かりん自身も、ぐっすり寝て身体を休めることができたと思います。

薬を使わずに済めば、それに越したことはないのでしょうが
そうも言っていられなくなりました。
これからは、この薬がかりんと母さんたちの助けになってくれそうです。

認知症も

引き続きご心配をおかけしているかりんの体調ですが
高度を少し上げたり下げたりしながらも、低空飛行で落ち着いています。
脱水症状はないものの、少ししか食べない状態が続いていたので
昨日は、病院で皮下補液をしてもらいました。
そのお陰で、昨日から今日にかけては比較的しっかりしています。

さて、今回、再び食べなくなってしまった時の様子を思い浮かべると
昨年の12月頃とは、少しばかり違っていることがありました。
普通、食べ物が目の前にあると鼻を近づけて匂いを嗅ぎますが
全く嗅ごうともせず、見事なまでに無反応なのです。

そんなふうなことを、ドクターにつらつらと話したところ
「食べ物だと認識していないのかもしれない」と言われました。
つまり、慢性腎臓病の症状でもある悪心による食欲不振ではなく
認知症の症状のひとつかもしれないのです。

しかし、ふとした瞬間、急に食べ始めることもあったりするので
それを逃さないようにするしかありません。
またしても、あの手この手を使いながらかりんの食事に臨んでいます。

認知症のばぁばは食べたことを忘れ、また食べようとする傾向にあります。
かりんも、それくらいがいいなぁ~。

高齢健診 -2020年-

毎年、春頃に受けることにしていたかりんの高齢健診。
ここ数か月、体調の変化に一喜一憂していたら、受診するのをすっかり忘れていました。

というわけで、昨日、今年の高齢健診をしてもらいました。
今回は、いつもの項目(体重・体脂肪・血圧測定、血液検査、レントゲン検査、超音波検査)に
尿検査と腎機能の検査が追加されました。

さて、「良いニュースと良くないニュースがあるけれど、どっちから話そうか?」
と尋ねられたなら、母さんは迷うことなく後者からにします。
でもね、今日は前者からお話しすることにします。

かりんの腎臓は萎縮が見られるものの、尿検査では尿中蛋白量はさほど多くなかったようで
このことが現在の体調維持に関わっているとのことでした。
腎臓の機能は、これまでと大きな変化はなく『ステージⅢ』のままです。
そして…ドキドキの後者です。
血液検査と超音波検査から、「クッシング症候群の可能性が高い」と言われました。
これは、副腎から出てくる副腎皮質ホルモンが出すぎてしまう病気で
確定診断には特殊な血液検査が必要なため、今週末、改めて検査することにしました。

慢性腎臓病とは、それなりに上手くつき合えていると胸を撫で下ろしたのですが
あろうことか、新たなる病気が見つかってしまいそうです。
でも、かりんも母さんも決してメゲませんよ。

高齢健診 -2019年-

かりんが年に一度の高齢健診を受ける時期になったので
体重・体脂肪・血圧測定、血液検査、レントゲン検査、超音波検査を
一昨日、受けてきました。
若い頃から肝臓の数値が高いということもあって
健診の度に、ドキドキしながら結果を聞きに行くのですが
ここ数年は年齢的なものもあり、そのドキドキは更に強くなります。
null
肝臓系の高い数値と、昨年の高齢健診 -2018年-で指摘を受けた
脾臓の腫大は変わらずでした。
そして、血液検査で腎臓の異常を示す、クレアチニン値(CRE)と
血中尿素窒素(BUN)は、とりあえず正常値内であったものの
超音波検査で腎臓の血流低下が見られ、特に右腎臓での低下が
著しいとのことでした。
つまり、かりんの右腎臓は、ほぼ機能していないような状態で
左腎臓だけで、懸命に頑張ってくれているようです。
加えて、高血圧が持続性のものであると判断される状態とのこと。
腎臓の保護を図るためにも、降圧剤を服用することになりました。
今までは、サプリメントだけを飲んでいたかりんですが
ついに常用薬の登場となりました。
null
ひとつ釘を刺されたのが、体重を減らさないようにすること。
腎臓病が進行していくと、どうしても体重が減っていきますから
病気と闘う体力を維持するためにも、できるだけ現状をキープ。
健診では9キロ(昨年の健診時より0.8キロ増量)でしたが
「8キロを切らないように」と言われました。
決して良くはならない腎臓の疾患に、気持ちが下降線を辿り
「あと何年、一緒にいられるのかなぁ~って思ったり…」
という言葉が、母さんの口からポロリとこぼれました。
すると、ドクターも看護師さんも穏やかに微笑みながら
「いやいや、まだまだっ!」
厚い雲に覆われようとしていた心が、ふっ…と軽くなりました。
そう、まだまだう~んと頑張りますよ!!

2回目の歯石除去

かりんと車で出掛ける時は、後部座席に乗せるのですが
運転をしていても、かりんがアクビをしたことがわかります。
なぜなら…おっそろしく臭いニオイが漂ってくるからです。
私たち人間でも、歯周病が悪化すると全身に影響を及ぼします。
同様に、犬でも歯周病が慢性心不全や慢性腎不全の原因のひとつと
言われているそうです。
5年前、歯石除去をしてもらってピカピカになったのですが
その後のケアを何もしていなかったため、再び大量の歯石。
ずっと気になりつつも放置していたけれど
頑張れ!腎臓のためにも、本日取り除くことにしました。
前回は幸いにも抜歯には至りませんでしたが、今回は…。
粘膜の壊死が見られた右上顎の一番奥の後臼歯を、1本抜きました。
更に、犬歯もかなり危機的な状況だったようですが
これは何とか抜かずに済みました。
null
帰宅したかりんは、予想通り、いつもと違う感じでしたが
朝ごはん抜きだったこともあって、夕ご飯は完食してくれました。
null
前回の歯石除去の時は7歳でしたが、今回は12歳。
ドクターを信頼しているので、心配はしていないはずでしたが
心のどこかでは、ちょっぴりの不安を抱えていたことを
かりんが無事に戻って来た時、より強く感じた母さんでした。