昨日は空模様が微妙なのにもかかわらず、いつもの港の公園へ出掛けました。
かりんは、もうすっかり慣れた自分の庭と思っているようで
アスレチック遊具を見るなり、丸太の階段から勢いよく駆け上がり
上から見下ろして母さんが来るのを待ちます。
しかし、母さんが上るや否や、今度はタッタと段差のある階段を駆け下ります。
何だか…遊ばれているようにも思えてしまう母さん。
でも、母さんが先に上がると、遅れをとったとばかりに大慌てて上って来ます。
お転婆さんは一体何をしたいのやら?
この後、あれよあれよと言う間に天気が悪くなり、強風と共に粉雪が舞い始め
帰宅途中の道路は、あっという間に真っ白になってしまいました。
寒中ではありましたが、丁度良いタイミングでの散歩となりました。
月別: 2月 2008
家族記念日
今日は、かりんが我が家の一員となった日です。
2年前、うちにやって来たばかりのかりんは
クマのぬいぐるみを思わせるような風貌でした。
一緒に暮らす新しい家族に戸惑っている様子もなく
新しい家に不安を感じている風でもなく
それはそれは、仔犬らしくない落ち着きっぷりでした。
初めてかりんとお見合いしたのは、この日の3日前でしたが
「ビビッ☆ときた」とか、「運命を感じた」などということもなく
お互いに、とても淡々とした出逢いだったと記憶しています。
この2年間は、めくってもめくってもそのページに辿り着かない
非常に長く感じる月日だったようにも思えますし
パラッとめくると辿り着く、あっという間にも思えてしまいます。
その頃の “クール・キューティー” だったかりんも
いつの間にか “クール・ビューティー” になっていました。
でも…そのクールさだけは変わらないようです。
ひと暴れ
これをやらなきゃ一日が終わらない。
また、それをすることでスムーズに眠りのスイッチが入る
そんなことが、かりんにはあるのです。
それは…何のことはない、ベッドでの狂ったような大騒ぎです。
日中、ハウスでの留守番で持て余したエネルギーを
一気に発散するかのような、暴れっぷりです。
そして、独りで思いっきり暴れた後は、こちらを誘ってきます。
母さんが手に持つぬいぐるみを狙い、目が爛々と輝いています。
この後、ぬいぐるみが襲われたのは言うまでもありません。
こうしてひとりきり遊んだ後、予告なく眠りに入ります。
眠りにつくまでのひと暴れ☆これは毎晩の行事です。
ぴ~ひゃらら
こんな風に平和そうな顔をして眠っている姿を見つけると
母さんは、ついつい顔をグンと近づけてしまいます。
「あれれっ?」
よくよく耳を澄ませたら、小さな音を発しています。
すぴぴぴぴぃ~♪ ぴょょ~♪ ぴ~ひゃらら♪
どうやら、かりんの鼻が笛になっちゃったみたいです。
鼻で奏でる小さな笛の音に、そっと聴き入る母さんでした。
無視はイヤ
いつも仕事から帰るとかりんをハウスから出して、ひとしきり撫でます。
そうすることによって、留守番で寂しい想いをしていたかりんも落ち着きますし
母さんも、仕事モードから自宅モードへと切り替えがスムーズになります。
しかし、昨日はちょっと考え事をしていたせいもあって
ハウスから出しただけで、あまり触れることもなく、大して声もかけないまま
しばらくの間、ぼぉ~っとしておりました。
すると、「ねぇねぇ…母さんどうしたの?こっち見てよ!」とでも言っているみたいに
母さんの手に鼻面をズンズン押しつけて、ゴロンと横になりました。
撫でてもくれない、声をかけてもくれない、目を合わせてもくれない…。
いつもと違う母さんの態度に不安を感じたのか
注意を引こうと一生懸命になっているかりんの姿を見て、フッと我に返りました。
犬にとって非常に堪えることのひとつに、「無視されること」がありますが
正に、そんな感じを受けてしまったのでしょう。
悪戯をしてしまって謝る時のように、母さんの顔を窺っている円らな瞳に
逆に…「ごめんなさい」をした母さんでした。