この世の終わり?

かのんです。
みなさん、ワタシは「このよのおわり」をかんじています。

だってだって、クビのところにヘンなものがくっついているのです。
きっと、もうすべてがオシマイなのだとおもいます。

6月の終わりにヒートが始まってしまい、まさかのオムツとなったことで
延期になっていたかのんの避妊手術。
8月17日に、やっとのことで終えることができました。

一泊の入院となり翌日迎えに行ったところ、私の顔を見たドクターが
「この世の終わり…って顔してるよ」と、開口一番言われました。
突如として他所に連れて行かれて、何かわからないことをされた挙句に
妙ちくりんなものをくっつけられたのですから。
超ビビリなかのんにしてみれば、無理もないことでしょう。

お腹のあたりに口が届かなくて、しょっちゅうイラッときていますが
抜糸までの10日間、このまんまの状態でガマンです。

とりあえず、しなくてはいけない重要なことを無事に終えることができて
私たちはホッとしているところです。

健康診断 -2022年-

かのんを我が家に迎えた10日後、健康診断をしてもらいました。
シニアになってからのかりんが受けていた高齢健診と同じメニューで
体重・体脂肪・血圧測定、血液検査、レントゲン検査、超音波検査です。

まだ2歳8か月とは言え、繫殖リタイア犬ということで心配していましたが
子宮や卵巣に大きな異常は見られませんでした。
とりあえずホッとしたのですが、他に数点の不安要素が見つかりました。

軽度ではありますが、心臓の僧帽弁・三尖弁・肺動脈弁の逆流と不整脈。
そして、中程度の胆嚢炎が見られました。
また、歯肉炎も起こしていました。

心臓については、いずれは薬を服用することになりそうで
胆嚢についても、状態が悪くなれば摘出を考える必要がありそうです。

ドクターに、「年齢は間違いない?」と改めて尋ねられました。
それくらい、かのんの身体は実年齢以上に年を重ねている感じで
身体年齢は5~6歳といってもおかしくないくらいでした。

これから先、出現するであろう心配ごとを知ってしまったわけですが
それを知ることができて良かったと、私は思っています。
かのんがどんな不安を抱えていようとも、もう大切な家族ですから。

健康手帳

我が家に迎えてから15年8か月の長きにわたり
かりんは一人のドクターにずっと診ていただきました。
ドクターは中学の時のクラスメイトで、友だちでもありました。

犬と暮らせる環境になり、真っ先に相談したのがドクターで
「飼い主を募集している犬がいたら教えて」と、お願いしていました。
程なくして、当時、個人で犬の保護活動をしている方を紹介してもらい
かりんとの縁が繋がったというわけです。

さて、お世話になった病院には【健康手帳】なるものがありました。
犬猫と暮らす上で、飼い主が知っておくべき病気のことなど
ドクター自身の言葉でわかりやすく丁寧に書いてあります。
そして、そのあとに続く、罫線が印刷された空白のページには
来院日ごとに、その内容等が簡潔に記されます。

2006年4月1日:混合ワクチン(2回目)体重6.1kg
に始まり、20ページにもわたってかりんの受診等の記録が並んでいます。

2021年11月2日:虚脱  入院
これが最後の記録となり、これ以降、記されることは叶いませんでした。

自宅で看取るため、入院していたかりんを連れて帰ろうとした時
「覚悟はしていたつもりだけど、やっぱり…すごく辛いね」という言葉が
 私の口から思わずこぼれました。

「立てなくなってからの世話は本当に大変だけど、よくやってたと思うよ。
 もっと何かできたんじゃないかと自分を責めてしまいがちだけど
 そんなことは思わなくていい、100%頑張ったんだから…」
いつも沈着冷静で、気休めの優しい言葉などかけてはもらえないのですが
ドクターのその言葉に、私の心がふっ…と軽くなったのは言うまでもありません。

それでも、もっとそこに記されていたかもしれない【健康手帳】の空白に
私の心は時折チクンと痛むのでした。

体重の推移

今日は、週に一度の皮下補液をしてもらうため病院へ行ってきました。
補液の前にまず行うのが体重測定です。
ですから、かりんはほぼ毎週のように体重測定をしているということになります。

今日の体重は、5.5kg。
「あれっ、増えてないですか?」と思われた方…そのとおり!です。
この夏以降、ほんの少しずつではありますが、かりんの体重はじわじわと増えています。

2年前からの体重の推移をグラフにしてみました。
こうやって見ると、「ああ、この時はそうだった…」と、あれこれ思い出すことができます。

ここにきて体重が増加傾向にあるのは、食べる量が増えて(増やして)いるからだと思いますが
食べれば必ず体重が増えるわけでもないので、かりんの身体が応えてくれているのでしょう。

とは言え、今までの経験から、何かあれば体重はあっという間に減ってしまうということを
嫌と言うほど思い知らされています。
でも、緩やかながら増えているかりんの体重を、今は素直に喜びたいと思います。

膀胱炎

先週あたりから、かりんの尿の色が少し茶色がかって見えるようになり
その数日後、オムツを替えようと外したら、尿がドロッと粘り気を帯びていました。
病院へ連れて行き診てもらったところ、膀胱炎でした。

一日中オムツをした状態でいると、どうしてもお尻周りが不潔になるため
細菌が尿道を通って膀胱に入り込んで炎症を起こしやすくなってしまうそうです。

膀胱炎にならないためには。
・オムツを小まめに交換すること  ・オムツを外す時間を作ること
要するに、お尻周りを清潔に保つということに尽きます。

一番良いのは小まめにお尻周りを洗うことですが、寝たきりの状態ではなかなか難しいですし
洗ったとしても、乾かすのがこれまた大仕事です。
楽に洗えて乾かす手間を省くため、腰から下の毛を剃るという選択肢もあるそうですが
流石にそれは…躊躇してしまいました。
でも、母さんの手で、内股の毛は少し短かめに刈り込みました。

今日のかりんは、オムツを外した状態でコテンと横になっています。
もう、以前のようにモゴモゴ動き回ることはないので、このままにしていても大丈夫ですが
思いがけず動き、マットからはみ出していたりすることがあるので要注意です。

病院では、効果が2週間持続する抗生剤の注射と飲み薬の抗生剤が処方され
その効果が出て、翌々日には尿はいつもの状態に戻り、ホッと胸を撫で下ろしました。