エネルギーを大切に

かりんライダー】になってはいるけれど、身体を起こしたかりんのほぼ正面顔。
それも今までとほぼ変わりなく見えるかりんの姿を、久しぶりに見ることができました。
この、「吠えていないかりんの顔」は、今や決して普通ではなくなっています。

夜は1時間半から2時間おきに愚図り始め、吠えながら動こうとします。
身体を抱き上げて立位にしたり、身体を横たえたまま動かしてみたり
水を飲ませてみたりしても、鳴き声はどんどん大きくなるばかりで
収拾がつかなくなることがしばしばです。
そうなると、鳴き疲れるのを待つしかありません。

また、近頃は【かりんライダー】になった瞬間から大きな声で吠え始め
クッションから下ろすまで吠え続けます。
ですから、以前のようにこのまま寝てしまうことはなくなりました。
おそらく、今のかりんには、この体勢が辛いものになっているのでしょう。
ウィーンウィーンと大きな音を立て、部屋の外から入ってきた掃除機に
ほんの一時、真顔になったかりん
最近では、ごくごく珍しい普通の顔です。

寝ているか、延々と吠えているか、母さんが日々目にするかりんの姿は
このどちらかしかない…と言っても良いくらいです。
頑張って食べているご飯も、その栄養が身体に蓄積されることなく
吠えることに費やされている気がしてなりません。

ねぇねぇ、かりん
貴重な貴重なエネルギーを、もっと大切にしようよ~。

桜下に吠える

5年前頃からお花見に出掛けている公園の河津桜が咲き始めていると
ローカルニュースで紹介されていました。
3月に入ってからが見頃のようですが、2月の最終日に行ってきました。

満開にはまだ早いけれど、樹によっては多くの花が開いていました。
午後からなら、青空を背景に写すことができたと思いますが
人混みを避けて午前中に出掛けたので、空の色は今ひとつです。

かりんは、いつもと違う場所と空気感にちょっと戸惑い気味で
Kちゃんに抱っこしてもらって、桜の花に顔を近づけても無反応。

それならば…と、母さんが桜の枝を掴んで鼻先に持って行ったら
クンクンする間もなく、花びらに食らいつこうとしました。
今のかりんにとって、鼻先に出されるのは食べ物しかないものね~。

そして、ほどなくして大きな声で鳴き始めました。
「さくら~、さくら~、弥生の空は~♪」な~んてね。

去年の目標のひとつで、やはりこの時期に達成した【まず 河津桜
あれから1年が経ち、今年もかりんと河津桜を見ることができました。
今年は、今までにない「吠え声付き」…でねっ。

不自然な寝姿

近頃のかりんは、かりんライダーになってご飯を食べる時以外は横になっています。
と言うよりも、身体を横たえていることしかできません。

それも、こんなふうに非常に不自然な格好で~。

時々、辛うじて動く前脚をシャカシャカしつつ、鼻先を巧みに使いながら動くのですが
あまりにもシャカシャカ動かすので、フリースなど化学繊維の敷物の上では静電気が発生。
空気が乾燥しているこの時期は、かりんに触れてバチッ☆となってしまいます。
ですから、最近は綿毛布を敷くことで、できるだけ静電気が起きないようにしています。

また、認知症のせいなのか、手近にある物の隙間に頭を突っ込みたがります。
そのまま落ち着くこともあれば、二進も三進もいかなくなってしまい
大きな声でギャーギャーと泣き叫ぶこともしょっちゅうです。

もしも、まだかりんが歩くことができていたら、部屋をグルグル歩き回って
家具の隙間にはまり込んだりしていることでしょう。

畳んで置いてあった母さんの羽根布団に、頭を突っ込んで寝ていたかりん
そっと布団をよけると、かりんのちょっと迷惑そうな顔がありました。

外面の良さ

かりんです。
きのう、ビックリな…じゃなくって、ビッグなマウンテンのちかくまで
かあさんのブッブーにのっておでかけしました。
さいきんのワタシのおでかけは、ビョウインか、かあさんのジッカくらいだから
とってもひさしぶり~なかんじがしました。

ビッグなマウンテンは、くもにちょっぴりかくれていたけど、とってもキレイでした。
ユキもいっぱいのこっていました。

Kちゃんがだっこして、ユキのうえにおろしてくれました。
でも、やわらかくてつめたくて、カキーン☆ってカラダがかたまっちゃいました。

そのあと、おともだちのまるこちゃんのおうちにおじゃましました。
かあさんは、ワタシがすぐにグズってしまうだろうとおもっていたみたいだけど
まどのそばは、おひさまがポッカポカできもちよくて、しっかりねんねさせてもらいました。

いきとかえりのブッブーのなかではおおさわぎだったのに、ソトヅラのいい…ワ・タ・シ。

右と左

「左を下にしないと眠れない」など、私たち人間も落ち着く方向があったりします。
今のかりんは、それが非常に顕著です。

これは今に始まったことではなく、全く歩くことができなくなってからなのですが
右側を下にすると前脚が不自然な格好になり、「こっちはやだーっ!」と大騒ぎ。

昨年の終わり頃までは、左を下にして横になった状態からは何とか上体を起こすことができ
まがりなりにも伏せのポーズをとり、そのままご飯を食べさせることができました。

しかし、今は一日のほとんどを左側を下にして横になっているため
いつも下側になっている左目は、圧迫されてなのか常に涙目になっている感じで
その涙が渇く暇もないので、左目の周りは涙やけでえらく汚れてしまいました。

かりんの顔の右側はこれまでと変わりなくキレイなまんまですが
左側から見ると別犬のように見えてしまいます。

そんなこんなで、日常的にかりんの正面顔を見ることが少なくなってしまったけれど
今日は久々に、正面顔が撮れました。
右側を下にした苦手な体勢にされ、暴れている最中に…カシャ☆