健康診断 -2022年-

かのんを我が家に迎えた10日後、健康診断をしてもらいました。
シニアになってからのかりんが受けていた高齢健診と同じメニューで
体重・体脂肪・血圧測定、血液検査、レントゲン検査、超音波検査です。

まだ2歳8か月とは言え、繫殖リタイア犬ということで心配していましたが
子宮や卵巣に大きな異常は見られませんでした。
とりあえずホッとしたのですが、他に数点の不安要素が見つかりました。

軽度ではありますが、心臓の僧帽弁・三尖弁・肺動脈弁の逆流と不整脈。
そして、中程度の胆嚢炎が見られました。
また、歯肉炎も起こしていました。

心臓については、いずれは薬を服用することになりそうで
胆嚢についても、状態が悪くなれば摘出を考える必要がありそうです。

ドクターに、「年齢は間違いない?」と改めて尋ねられました。
それくらい、かのんの身体は実年齢以上に年を重ねている感じで
身体年齢は5~6歳といってもおかしくないくらいでした。

これから先、出現するであろう心配ごとを知ってしまったわけですが
それを知ることができて良かったと、私は思っています。
かのんがどんな不安を抱えていようとも、もう大切な家族ですから。

ブラシで遊ぶ

ブラシを見たら怖がるかもしれないと少しばかり心配していたのですが
かのん
はブラッシングが嫌いじゃなさそうで、おとなしくしてくれています。

ただ、ブラシが気になるようで、「ほら!」と目の前に置いたら…この通り。
瞬時にオモチャと化してしまいました。

お子ちゃまチックな遊び方が可愛くてたまら~ん♪

甘えん坊さん

そばにいる時、かのんは必ずと言って良いくらいこちらに身体をくっつけてきます。
かりんはこういった仕草をすることはほとんどなく、せいぜい病院に行った時くらいでしたから
「こうしていれば安心~♪」と頼られているようで、「また…ですか?」と言いながらも
かのんの体温を感じながら、私たちの顔は思いっきりニヤけてしまいます。

どちらかというと男顔のせいか、「男の子? んっ、女の子…かな?」な~んて
ピンクのハーネスが目に入り、ハタと気づかれることも。

今日は、散歩中の公園で急にゴロ~ンしてKちゃんに甘える…の図。
「オトコガオのワタシだって、ジョシてきにカワイイときもあるんだよ~!」

落ち着く場所

たくさんの保護犬のお世話をしてこられた大先輩である友人にも
また、かのんを診ていただいているドクターや看護師さんにも
ビビリなかのんが、新しい環境でも安心して過ごせるように
「ケージを活用したほうが良い」とアドバイスをもらっていました。

そこで、かりんが使っていたケージを再び登場させることに。
家の中をあっちこっち移動して、自由に過ごしていたかりんですが
留守番をさせる時に、ケージの中に入れていた時期もありましたし
何もなくても、気が向くと自分から入って横になっていたりもしました。

さて、かのんはどうでしょう。

こちらの心配をよそに、かのんは割とすぐにケージが気に入ったようで
日中のほとんどを、この中でのんびりと過ごしています。

呼べばのっそりゆっくり出てきて、ボールで遊んだり撫でたりしますが
私たちがそばから離れると、再び自分からケージの中へ入っていきます。

どうしても、ケージは「閉じ込める」というイメージがあるようですが
かのんにとっては、くつろげる安心安全な空間となっています。
環境に慣れてもきたのでしょうが、ケージを使うようになってからは
より落ち着いていられるようになった感じがします。
そして、ケージの内と外で【ONとOFF】を自分で切り替えている気がします。

かりんとは違って、今過ごしている和室だけがかのんの安心な領域ですが
はてさて、半年先、1年先にはどうなっているでしょうか。
領域を広げているかもしれないし、広がっていないかもしれませんが
いずれにしても、かのんが落ち着いていられることが一番だと思っています。

ご同類対応

かりんはご同類が苦手でした。
穏やかそうな見た目とは裏腹な、かりんの威勢の良いガゥガゥを
愛犬と一緒に会ってくださった方は思い出しておられるかもしれません。

そんなかりんとは対照的に、かのんはご同類が大好きで
散歩中などにご同類を見かけると、テンションが上がります。

こんなふうに後足で立って、前足で「おいでおいで!」します。
この姿に、先方の飼い主さんは笑顔になってくださいます。

場面によっては、恐怖や不安を感じた時に自分と相手の緊張を解そうとする
ボディーランゲージ(カーミングシグナル)でもあるそうですが
かのんの場合は、ただ単にそばに行きたいだけのように思えます。

実際、そばに寄るとお互いにクンクンして平和的に挨拶します。
普通に犬同士の挨拶ができるなんて、かりんではあり得なかったことで
かのんの「良いところ」のひとつです。

<アルストロメリア、マトリカリア、ユーカリ>

当たり前と言えば当たり前ですが、かりんの魅力、かのんの魅力は
それぞれに、面白いくらいまったく違います。
私たちにとって特別な犬…であるかりんの存在は変わらずそのままですが
そこにかのんが加わったことで、犬との暮らしは更に深みを増しそうです。