お正月の帰省には、かりんがいつも使っているバリケンを持って帰りました。
人間が食事している時や就寝時には、入っていてもらおうと思ったからです。
食事中に入れられるのは不本意らしく、ブツブツ文句を言っておりましたが
夜は、「ハウス!」という言葉を待っていたかのように、すんなりと入りました。
安心しきった表情で、かりんが丸くなって眠るバリケンを枕元に置いて
母さんも眠りに就きました。

今回の外泊で一番に思ったのは、バリケン(クレートやキャリー)に
普段から慣らしておいて本当に良かったということです。
ウロウロして欲しくない時などに、比較的大人しく入っていてくれますから
こちらが楽だということも、ひとつの理由です。
しかしそれ以上に、「ココにいれば安心」という場所が用意されていたことにより
見知らぬ場所での、かりんのストレスが軽減されたのではないかと思います。

人間の感覚では、狭い場所に入れるのは可哀想だと思ってしまいがちですが
犬にとって狭くて暗い場所は安心できるそうです。
かりんを迎える時、大先輩が教えてくださったことを、今改めて実感しています。
まだまだ元気
今回のお正月の帰省でも、推定年齢14歳になるクマは
相変わらずの、ぽわん♪とした優しい顔を見せてくれました。
この顔を見ると、本当に幸せな気分に包まれます。
散歩の足取りは、若干心許ない感じがしなくもありませんが
それでもグイグイと母さんを引っ張ります。

しかし、老齢で代謝が悪くなり換毛サイクルが乱れているのか
今頃になってアンダーコートがかなり抜け落ちてしまい
真冬にも関わらず冬毛があまり生えていません。
ちょっぴり…寒そうに見えてしまいました。

昨年の11月、クマと初めてのご対面を果たしたかりんでしたが
今回は虫の居所が悪かったのか、ちょっぴりガゥガゥでした。
しかし、そんなことは全く気にせず
かりんのお尻を追いかけていた元気いっぱいのクマ。
これから寒い日が多くなり、老体には堪えるでしょうが
この冬もしっかり乗り切って欲しいと切に願いました。
小さな陣地
慣れない場所にいると、自分の居場所が定まらずなかなか落ち着きません。
でも、先日の実家でのかりんは、早々と定位置を見つけてしまいました。
コタツのそばのお客さん用座布団の上。

座椅子に敷いてあった座布団の上。

あちこちに散乱している座布団類の上を、全て自分の居場所にしてしまいました。
落ち着けるようにと、座りなれたクッションを持って帰ろうと思っていたのですが
そんな心配は無用だったようです。
この小さな領域を居場所とすることで、安心感が得られるのかもしれません。
あたかも以前からそこにいたかのように、しっかり寛いでいたかりんでした。
始動
今日から、いつもの毎日が始まる母さん。
ちょっぴり長いお休みで、心身ともに伸びきってしまいましたが
こんな顔のかりんを見たら、また今年も頑張れそうな気になってきました。

それにしても…母さん顔負けの滑稽な寝顔です。
新たな手法
母さんがパソコンに向かっている時間が長くなると
かりんは、あれやこれやの攻略法で気を引こうとします。
あららっ、今日はちょっと手法を変えたようで
パソコンを置いている机の下に入り込んで動きません。
別方向から回り込んで見てみると、何とも恨めしそうな表情。

この後、母さんがかりんと遊んだのは言うまでもありません。
さて、お次はどんな手法でくるのかしら?