かりん工房

この春、6年ぶりに足を運んだ、運動公園そばの小高い山。
近場にあることと、かりんがかなり気に入ったようなので
割とちょくちょく出掛けています。
春先は、頂上に着く頃には適度に体が温まっていましたが
今は…汗だくになりそうなくらいの暑さです。

舌が、あらぬ方向へと力なく『だら～ん』と垂れてしまうくらい
かりんもハァハァです。

でも、山を下りる頃には舌も定位置に戻っておりました。

さて、山道を歩いていて、ふと…獣臭いニオイが鼻をつき
ドキドキしながら、思わず周辺を見渡してしまった母さん。
かりんも嗅ぎなれないニオイを察知しているのか
いつにも増して、クンクンのテンションが高めでした。
最近は、人里でもクマやイノシシの目撃情報があるそうです。
念のため、次回はクマよけの鈴をつけたほうが良いかなぁ。

少し前までは、その上で気持ち良さそうに眠りこけていた
モフモフの芝クッション。
しかし最近は、その上にいる姿をとんと見なくなりました。
おそらく、もう…モフモフは暑苦しいのでしょう。

という訳で、『芝クッション』と入れ替えになった
ピンク＆ミルクティー色の大きなチェックの長座布団。

替えた途端、そそくさと上に座り、「待ってました！」とばかりにくつろぎポーズ。
はいっ、ココにも夏仕様のかりんスペースのできあがりです。

かりん、ただいま換毛の真っ最中です。
ひと撫ですれば、毛がふわわぁ～っと宙に舞い、そして…床で踊ります。
死毛がいつまでも皮膚に残ることが、痒みの原因のひとつにもなるようで
せっせとブラッシングをしているものの、キリがないくらい抜けます。

換毛期は、いつにも増してカイカイ・ハミハミが多くなるかりんです。

ひとつところをカイカイしていたかと思ったら、次の瞬間には別の場所へと移動。

終いには、こんな不自然な格好でカイカイです。
例年通りであれば、かりんと母さんの抜け毛との闘いは、まだまだ続きます。

ここのところ暑くなってきたせいもあってか
これ以上ないくらい、伸びていることが多くなったかりん。

今日も専用ソファーで延びの～び…と思ったら
ちんまりと後脚が揃えられておりました。
思わずコショコショしてしまったのは、言うまでもありません。
本日も前回に引き続き、お尻ばっかり～。
そろそろ、かりんに文句を言われそうです。

夕方、いつものようにかりんの散歩をしていたら
自転車に乗った小学校低学年の男の子に出会いました。
お互い「こんにちは！」と挨拶を交わしたのですが
その子の視線は…かりんにビタッと釘付けでした。

そして、これ以上ないくらい満面の笑みを浮かべながら
「尻尾が…尻尾が…」と、何かを言いたそうにしています。
「ん？」と思いながらも、その次の言葉を待っていると
「尻尾が、カタツムリみたい～♪」

かりんのくるりん尻尾は、紫陽花によく似合うようです。