小さなお友達

いつもの散歩コースで、時々見かける子供たちがいます。
小学校低学年&幼稚園と思われる兄弟で
離れたところからかりんの姿を見つけると
「あっ!犬ちゃんだ~」と嬉しそうな声を出しながらも
ちょっぴり遠慮がちに近寄って来ます。

「散歩に行くの?」
「犬ちゃん、喉が渇いたらどうするの?」
「犬ちゃん、疲れちゃったらどうするの?」
次々と質問が飛び出てきます。
可愛い質問攻めに、母さんなりに一生懸命答えていたら
その小さな手の中に納まった、泥団子を見せてくれました。
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まん丸な泥団子を、そっとかりんに向けて差し出したので
「団子…壊しちゃうかもしれないよ」と言うと
「また作るから大丈夫だよっ」との言葉が返ってきました。
差し出された団子は、案の定、かりんの前脚によって
グシャリと潰されて跡形もなくなってしまいましたが
「あ~あっ」と言いながら、子供たちと大笑いした母さん。

それ以来、出会う度に手を振ってくれるようになりました。
かりんと母さんに、可愛いお友達ができました。

食欲の秋

かりんの1日のご飯は、ドライフード130グラム。
それを、朝夕の2回に分けて与えることにしています。

最近は特に、ご飯の時間が待ち遠しくてたまらないらしく
カラカラとストッカーから計量カップでフードを量る音がすると
ササッと食器台の前に先回りして待っています。

「座れ!伏せ!待て!」の後に、ご飯にありつけるのですが
がっついて食べるかと思いきや、その予想を裏切って
とってもお上品にカリポリ・カリポリと少しずつ食べています。
この食べ方は、子供の頃から全く変わっていません。
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食べ終わってからしばらくすると、また食器台の前にやって来て
「まだ食べていませんけど…」というような顔をしています。

ご飯をあげたことを忘れてしまうほど、母さんはボケてはいません。
それとも、かりんがボケちゃったのかしら?
はたまた…食欲の秋がそうさせる、これも演技なのでしょうか?

犬と話す

かりんと話ができたらなぁ…」
これは、母さんがいつもいつも思っていることです。
犬と暮らしている人なら、誰もが願うことだと思います。

先日、犬と話すことについて書かれたある本を読みました。
その中で、犬と話すには以下の3点が基本だと書いてありました。
 ・ 常に話しかけること
 ・ 聞く耳をもつこと
 ・ 抱きしめること
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えっ、これって…。
この3つは、かりんに対して母さんがいつもしていることでした。
「どうしたの?」と話しかけ、身体を撫でることそのものが
お互いの気持ちを通じ合わせる基本だったのです。

人間同士のような言葉のやり取りはできないけれど
かりんの気持ちや、考えていることがわかってきたような
そんな気がしている最近の母さんでした。

花梨…その後

先日、花梨の実を買ってから3日が経過しました。
かりんの前脚での攻撃に、かなり傷ついてしまった花梨ですが
日を追うごとにその傷がハッキリと痛々しいものになってきました。

これ以上そのままにしておくと、どんなことになるかは想像に難くなかったので
かりんに見つからないようにこっそりと本棚の上へ隠しました。
…が、ふと見ると本棚の上の花梨に向かって伏せをしているではありませんか。
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ゴチャゴチャと物が置いてある本棚なのに、どうしてわかったのか不思議です。
やはり、優れた嗅覚が香りの出所を突き止めたのでしょうか?

し・しかし、余りにも傷つきすぎた花梨ちゃん。
あまりの仕打ちに怒ってしまって、渋さが倍増したかもしれません。

クライミング

風には少し肌寒さを感じるものの、秋晴れの空に誘われて
隣県のマリーナそばに位置する公園へ出掛けました。
車で40分程という比較的近くにある公園なのですが
その存在を、今まで全く知りませんでした。
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さて、この広い公園の一角には
小ぢんまりとしたアスレチック遊具が設置してありました。
こういうのを素通りできない性質の母さん。

その中の、「90度近い傾斜をロープで上る」に挑戦しました。
筋力の衰えをひしひしと感じながらも何とか上へ到着。
下を見ると、かりんが何か訴えるような顔で見上げています。
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次の瞬間、この壁をよじ登ろうとし始めたのです。
まさか、上がって来ようとするなんて思いもしなかったので
驚いてしまいましたが、様子を見ることにしました。

何度か挑戦しましたが途中で断念し、それでも諦めずに登ろうとしていました。
そして…5度目くらいだったでしょうか。
やっとのことで、母さんのいる上まで辿り着くことができました。
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「母さん、登れたよっ!頑張ったよ!」
かりんの顔を見ると、満足そうなホッとした表情をしておりました。
ちょっぴりヒヤヒヤしましたが、必死になっている姿にグッときた母さんでした。