ミステリーサークル

ある日、母さんたちが少しだけ長い買い物に出掛けて帰ってきたら
和室に敷いてあるカーペットの上に、突如としてこ~んな【輪っか】が出現しておりました。

輪郭に多少のブレはあるものの、誰かが大きな筆で描いたようなほぼ綺麗な円です。
はてさて…これは宇宙からのメッセージか?

いえいえ。
実は、帰宅した時の状況を再現したのが上の画像です。

顎を使ってしか動けないかりんが、何度かクルクル回り続けた結果
カーペットと顎先が擦れて出血し(痛っ☆)、こうなってしまいました。

かりんを置いて出掛ける時は、動けないようにしておかないとね。
またまた、ミステリーサークルが出現することにならないように~。

頑張りに拍手☆

昨年10月下旬ごろから約1か月も続くこととなった、かりんポンポンがピーピー
それ以降、影を潜めてくれていたので、すっかり安心していたのですが
ゴールデンウィークが終わりに近づいた頃、再び酷い下痢が始まってしまいました。

前回の悪夢のような1か月の記憶が蘇り、大きな溜息が出そうでした。
昨年の10月ごろは体重が6.5kgあったのですが、今は4.8kgほどしかありません。
この状態で前回のような下痢が続いてしまったら、かなりマズイだろうと思ったものの
母さんたちは、できることをやっていくしかありません。

一般的には、「下痢の時は絶食」が定石ですが、今のかりんには当てはまらないため
下痢が続いていても、いつもどおりに食べさせながら、連休明けの診察日を待ちました。

病院で処方されたのは、【消化管の動きを抑制する薬】と【消化酵素剤】の2種類。
ダブルでの処方が功を奏したようで、今回は服用し始めた翌日から効果が出始めたので
前回のように長らく下痢が続いてしまうことなく、無事に治まってくれました。
また、下痢が長くは続かなかったことで、かりんの体重に変化はほとんどありませんでした。

おそらくこれから先も、ポンポンがピーピーになることはあるのだと思います。
でも、幸か不幸か、母さんたちなりに経験値を積み上げながら過ごす時間のお陰なのか
ピンチに遭遇しても、比較的どっしりと構えることができている気がしています。

そして、何より一番の希望は、かりんの驚くほどの頑張りです。
たった5kg足らずの身体からほとばしる生命力に、母さんはいつも心の中で拍手☆しています。

オムツ職人

2019年12月、犬用オムツをつけてオムツデビューしたかりん
その1か月後あたりから、人間の赤ちゃん用オムツに手を加えたぷりケツの友を使うようになり
早いもので、もう1年5か月になろうとしています。

その間、尻尾の穴は勿論のこと、股ぐりを広くするために手を加えたりしながら
母さんはかりんのオムツを延々と作り続けました。

最初の頃は、尻尾の穴の位置が定まらず時間がかかっていましたが
今や、かりんのオムツ作りに関して、母さんは職人の域かもしれません。


かりんのオムツをせっせせっせと作っている時も
母さんにとっては、ささやかな幸せを感じることのできる時間です。
どうか、これから先も、もっともっと母さんにオムツを作らせてね。

毛玉との闘い

四六時中オムツをし、また、身体の左側を下にして横たわってばかりいるかりん
じっと横たわっているだけならまだしも、その体勢のまま這いずって動くことがあるので
腰からお尻回りの毛(特に左側)は、摩耗したり、プードルのような毛束がいっぱい。
そして、それが酷くなると小さな毛玉となります。

小まめにブラッシングすれば良いのでしょうが、左側が上になるように寝かせると
電池切れになるまで延々と鳴き続けるので、どうしても後回しになってしまいます。

昨日は意を決して、腰からお尻周りの固まった毛束をほぐすことにしました。
コームを使って少しずつ少しずつ、ゆっくりゆっくり、根気強くほぐしていきます。
そんな作業をしていたら、あっという間に1時間が経過していました。

上の画像は、今日のかりんの左側の腰回りです。
昨日、綺麗にしたはずなのに、すでに「もしょもしょ」になっています。

でも、無心になって、かりんのこんがらがった毛束をほぐしている時間は
母さんにとって心穏やかになることのできるひとときです。

かりんの身体に触れることが、何より心落ち着けるのだと改めて感じています。
触れられているかりんも、同じように思ってくれているかなぁ。

あれこれ思うこと

熱烈☆お食事サービスが、変化するお食事サービスになってから
4か月が過ぎようとしています。
「とにかく食べさせなきゃ!」との突き進むような思いだけで
ほぼ強制的にご飯を食べさせてきました。

強制的に食べさせることは、母さんの自己満足でしかないのでは?
ギャーギャー大騒ぎして食べるのを嫌がる姿を見ていると
そんな気持ちになってしまうこともあります。

上体を起こすこともできず、また、仮に起こしてやったとしても
その体勢が辛いようで、「やめて~」と言わんばかりに吠えます。
身体を横たえたまま、前脚と頭だけを懸命に動かしている様は
ひっくり返ってしまった虫が虚しく足掻いているかのよう。

本来嬉しいはずの食事は義務となり、楽しいはずのお出掛けも
今のかりんにとって、決してそうは言えないものとなっています。

そんなかりんを見ていると、「果たしてかりんは幸せ?」という疑問が
心の奥底からふつふつと湧いてきます。

でも、「歩けないし寝たきりだし、楽しいことなんて何もないから
生きていてもしょうがない」なんて、かりんは思わないでしょう。
かりんにとっての『生きる理由』があるとすれば、「今、生きているから」
それは、当たり前だけど、とてもとてもシンプルなこと。

不本意な食事ながらも、結局はのみ込んでくれているわけで
かりんの身体は生きようとしているのだと、そう思うことにしています。

ちゃんとゴックンしてくれるうちは、頑張って食べてもらいましょう。
母さんも、ただただ…かりんに生きていて欲しいから。