おめでとう!と ありがとう!

みなさん、おひさしぶりです!
ソラグミのかりんです。

きょうはワタシのうまれたひ。
そっちにいたら17さいだけど、いまはトシなんてカンケイなくって
ゲンキでカワイイころのすがたでココにいます。
だからね、「いきていたら17さい」なんて、しんみりしないでよね。

…って、かりんに言われたような気がしたのでした。

でもね、今日は母さんにとって、とっても大切で特別な日。
だから、心の中でこっそり言わせてね。
かりん☆誕生日おめでとう!そして、ありがとう!」

♪3歳の誕生日♪

今日7月20日は、かのんの3歳の誕生日。
かのんにとっては3回目の誕生日ですが、新たな家族の私たちとは、初めて迎える誕生日です。

かりんの誕生日には様々な形のケーキを作って、ケーキと共に記念撮影したものですが
かのんの場合、見慣れないものを目の前にすると警戒してそそくさと退散してしまうので
残念ながらケーキは作りませんでした。

今までは、「誕生日おめでとう!」なんて言ってもらうことはなかったかもしれないかのん
でも、これから先の誕生日は、たくさんの「おめでとう!」で埋め尽くしたいと思います。

かのん!3歳の誕生日おめでとう!!

幻の家族記念日

今日2月23日は、かりんを我が家に迎えた【家族記念日】です。
でも、もうここにかりんはいないので、今回からは幻の記念日となってしまいました。

私が高校生の頃から、実家には常に柴犬がいたのですが
独立して大人になってから、自分の責任において共に暮らした犬はかりんが初めてでした。
「絶対に室内飼い」と決めていたのですが、それゆえに大変なことや戸惑うこともあり
必ずしも、最初っから「犬と暮らすこと」を謳歌できていたわけではありませんでした。

それでも、月日を重ねていくうちに当初のような大変さはなくなり
新たな驚きや喜びなど、小さな幸せが散りばめられた日々になりました。
かりんには、「犬と暮らすこと」の素晴らしさを
これ以上ないくらい、たくさんたくさん教えてもらった気がします。

<本日のかりん:8歳>

私が犬を迎えたいと思った頃、貰い手が見つからなかった幼いかりん
保護主さんに引き取られました。
この、どちらかのタイミングがズレただけで出会いはありませんでした。

私にとって、かりんは特別な犬です。
これまでも、そして…これからも。

新しいハウス

最後のお別れをしてから、かりんの身体は小さな骨壺に納まってしまいました。
私はかりんのお墓を作るつもりは全くなかったので、骨壺をそのまま家に置いていたのですが
ずっとそのまんま…というのも何となく落ち着かない気がしていました。
そこで、かりんには新しいハウスに入ってもらうことにしました。

とてもシンプルなハウスで、結構気に入っています。
「う~ん、なかなか♪」と、かりんも喜んでくれているでしょうか。
かりん、ハウス!」と言うと、チャチャッと入ってくれていたのを
懐かしく思い出しました。

こうしてかりんに関わる何かを、一つずつ片付けたり整えたりすることで
自分で自分の気持ちを整えようとしているのだと思っています。

あぁ、それなのに。
かりんがいた日々は夢だったのか? かりんのいない今が夢なのか?
そんなことを、ふと思ってみたりする自分もいるのでした。
今は、ただただ、かりんがいなくて寂しい…の一言に尽きます。

でも、こんなことを書いているとかりんに笑われてしまいそうなので
クリスマスの今日は、サンタケープをまとった9歳のかりん
再登場していただきましょう。

みなさん! ☆ MERRY CHRISTMAS ☆

最後のお別れ

11月5日午後3時50分、息を引き取ったかりん
足しげく通ったBigなMountainのハーブ園から、そう遠くはないところにある火葬場で
翌日の午後3時、荼毘に付すことに決めました。

母さんの車にかりんを乗せてBigなMountainに向かう道中では
かりんとの楽しい思い出や大変だったことを、時に笑いながらKちゃんと語り合いました。
そして、火葬場に向かう前、かりんが1歳の頃から何度も出掛けてう~んと可愛がってもらった
ハーブ園のマスターとママさんにお別れを言いに立ち寄りました。

つい先日、ハーブ園でお気楽日和ふくたくんご一家と穏やかな再会をしたばかりだったので
にわかには信じられないくらい驚いておられました。
母さんがちゃんと閉じてやることができなかった瞼を、マスターが優しく閉じてくださり
かりんが大好きだった方々にお別れをしていただくことができて、安堵しました。

棺に横たわったかりんはまだ生きていて、スヤスヤと眠っているかのよう。
身体は硬くなっていますが、触れるとほんのり温かいような錯覚を起こしそうでした。
いよいよ、かりんの毛むくじゃらな身体はなくなってしまいましたが
その後の骨上げでも、涙は全く出ませんでした。

6日の午後6時、小さな骨壺におさまって、かりんは我が家へ帰りました。

そうする気はまったくなく、どちらかと言えば否定的だったのですが
気持ちが揺らいでしまい、尻尾・指先の小さな骨と歯をカプセルに分骨し
母さんとKちゃんそれぞれに、持つことにしました。

約2年の介護生活の中で、何度もお別れを意識しながら時間を重ね
できるだけ冷静に、客観的に物事を捉えたいと思う母さんの質もあって
胸を突き刺されるような強く深い哀しみを感じることはありませんでした。

でも、紛うことなくかりんの身体がなくなってしまってからの日々は
今までとは次元が違うような、そんな時間になるのかもしれません。