脚がヨロヨロだったり、思いがけない場所で用足ししちゃったり。
先日来、かりんのそんな姿を書き連ねていましたが
実は、そんなのどうでもいいくらい、心配なことがあります。
それは、ご飯を食べてくれないことです。
腎不全なので、当然の如く食べられるものは限られており
ドクターから細かく指示を仰いでいます。
基本は療法食の缶詰で、これに「食べて良い」食材を加えたりします。
しかし、食べる量は、必要量にまったくもって届いていません。
おまけに、好んで食べていたものを急に嫌がるようになったり
「これは!」と思った母さんのアイディアが徒労に終わったりと
母さんを、思いっきりブンブン振り回してくれています。
ですから、ご飯を用意している時はドキドキします。
腎不全が進行すると、その症状のひとつとして食欲がなくなります。
食べてくれるようにするための工夫はいろいろあるだろうけれど
食べる行為そのものは、周りが手助けできません。
柔らかくってモフモフな毛を持つかりん。
それほど痩せているようには見えないかもしれませんが
一番ボリュームのあった頃に比べると約2キロ減り、7.2キロです。
そんなかりんを目の当たりにしていても、変わらず食欲のある自分が
ちょっと腹立たしく思えたりする、最近の母さんです。
ウン気☆上昇中
かりんです。
いつも、「ワタシ シッパイしないので」とジシンがあったけど
さいきんは、「ワタシ シッパイしちゃった」がおおくなりました。
えっ、なにをシッパイするのかって?
てへへ、それは…おトイレです。
ふつうにヘヤをあるきながら、コロコロってでちゃったり
ふとしたひょうしに、プリッてなっちゃいます。
このあいだのアサ、かあさんのフトンのまわりをあるいていたら
コロん・コロン~って、なんこかおっこちました。
それをみて、「アサから、いっぱいウンがついたわ!」って
かあさんはおおわらいしていました。
そして、「シッパイじゃないからね」といってくれました。
「そろそろ、オムツかもねぇ」って、ブツブツつぶやいていたけど
オムツってなぁに?
『じいワン・ばあワン』のみんなは、どうしているのかな?
心もとない歩み
和室の窓際にて、まったりとくつろぐかりん。
…ではありません。
脚がよろけてペタンと伏せてしまい、立ち上がれなくなった状態で
こんなことが、日に何度となく起こります。
この後、なんとかかんとか自力で立ち上がることもあれば
「キュンキュン」鳴いて助けを求めることもあります。
長座布団の上に辿り着いても、四肢をうまく動かせないせいか
身体が縮こまったような、不自然な恰好のまんまです。
こんな感じで、かりんの脚はすっかり弱ってしまいました。
それでも、なんとか自分の脚で歩こうとします。
産まれたての子鹿のようにも見える、ヨロヨロと心もとない歩み。
母さんの知らない、う~んとうんとちびっ子の頃のかりんの姿が
重なって見えたような気がしました。
ふかひれクッション
一日に何度となく、かりんが往復していた我が家の1階と2階。
階段を上り下りできなくなってからは、日中は1階で過ごすことに。
見るからに危なっかしい歩みではあるものの
大きな段差がなければ、室内の移動はまだまだ大丈夫。
リビングのテレビの前と、和室の窓際に置いた長座布団を
その時の気分で行ったり来たりしています。
多くの時間を、伏せしたまんまの体勢で過ごすかりんに
姿勢を保持するための枕を買いました。
クロワッサン型になっているビーズクッションですが
真っ先にふかひれを連想したので、『ふかひれクッション』と命名。
ただ、まだ寝たきりではないので、クッションを顎の下に置いても
しばらくすると場所を移動しています。
ですから、気づいた時に、置き直すことになってしまいますけどね。
高級食材であるふかひれの形…使い心地はいかがでしょう。
なかなか良さそうな感じはしますけど?
歩行補助用ハーネス
いつも、弾むように軽やかに歩いていたかりんの後脚の運びが
少し重たく感じられるようになってきたのが、今年に入ったあたり。
車の後部座席に跳び上がることができなくなったり
大好きなくつろぎ場所だったソファーに上がるのも大変になり…。
そして、力が入りにくくなった後脚を庇っていたせいなのか
今月の初めあたりから、急に前脚も弱ってきました。
そんな状態なので、散歩中に前脚の先がカクンと折れてしまい
前のめりに転んでしまうことも、しょっちゅうでした。
ですから、常に少し上へ引っ張りながら散歩しなければならず
今まで使っていたハーネスでは、身体を支えきれなくなりました。
そこで、とりあえず、前脚の歩行補助用ハーネスを購入。
左右それぞれの脚の、付け根あたりを支えるように伸びた紐が
バッグの持ち手のように身体を支えます。
かりんがつまづきそうになったり、段差があったりすると
この持ち手をヒョイと引っ張ってサポートします。
介助される側のかりんは、「まだまだあるけるよ~」と満足。
介助する側の母さんも、「うんうん、そこそこ歩けてる~」と満足。
今までに比べると格段に楽に散歩できるようになりました。
かりんの『ばあワン♪ライフ』を快適に過ごすためのグッズは
これからどんどん増えていきそうです。