母さんは眠い

母さんは、専用マットで寝るかりんの横に布団を敷いて寝ています。

少し前までは、朝までぐっすり眠ってくれていたのですが
ここ2週間くらい、ほぼ間違いなく夜中の12時から2時くらいの間に
ハァハァハァ…というかりんの荒い息づかいで目が覚めます。

「喉が渇いたのかな?」と思い、目の前に水を差し出すと
ゴクゴクと飲む時もあれば、全く見向きもしないこともあります。
そして、再び眠りについてくれるのですが…。

早朝4時くらいになって、ゴソゴソ動くような気配と微かな鳴き声で
再び目が覚めてしまいます。
この時は大抵、マットから起き上がろうともがいています。

寝ぼけ眼で様子を見ていると、部屋のドアに向かって進んでいくので
「まだ早いよ」と言いながら、抱っこしてマットの上へ戻します。
この後、大人しく寝てくれれば良いのですが、愚図ってなかなか寝てくれません。
隣の部屋へ移動させて、やっと寝入ってくれることがしばしばです。

体調が悪かった昨年の冬、夜中に鳴いて何度も起こされた時を思うとまだ良いけれど
そんなこんなの日々が続き、母さんはちょっと寝不足気味です。

頑張るワン

今月に入った頃から、少しずつ「夕方散歩始めました!」…のですが
クッシング症候群の薬を飲み始めてから、だんだんと脚の動きが悪くなってきました。
ですから、今はちょっと休憩しています。

一時、動きが良くなっていたのも副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されていた影響のひとつで
実際には筋力が弱っているにも関わらず、身体が「アクセル全開」で興奮状態に。
薬によって、ベタ踏み状態だったかりんのアクセルが緩んだというわけです。
身体を維持し続けるには省エネモードが良いわけですから、これは仕方のないことです。

それでも、少し前まで踏ん張って立ち、ワシワシ歩けていた記憶が蘇るのか
動きが良くないなりにも再び歩こうと四苦八苦して立ち上がり
ヨタヨタしながらも部屋を移動しています。

「絶対に立てるはずなんだ!歩けるはずなんだ!」
かりんの心の声が聴こえてきます。

薬…続けます

過剰に分泌されている副腎皮質ホルモン(コルチゾール)を抑制するために
かりんは、クッシング症候群と診断された2週間前から薬(トリロスタン)を飲んでいます。
昨日は、薬の効果がどれくらい出ているかの確認のため、再度の【ACTH刺激試験】でした。

思ったほど効果が出ていなくて、更に薬の量の調整が必要となる場合も少なくないようですが
幸いにも、かりんにはしっかりと薬の効果が出ておりました。
なので、このままの量を服用していくことになりました。

数値的に、過剰に分泌されている副腎皮質ホルモンが減ったわけですが
薬を服用してからのかりんの様子からも、それを窺うことができます。
実際、飲水量が減ってきて、食欲は少しばかり落ちてきました。

でも、かりんには心強い(?)熱烈☆お食事サービスがありますから
それなりの食事量は確保できています。

完治はできないけれど、「対処できること」がハッキリと見つかり
母さんはホッとしています。

病気になんて罹らないほうが良いし、不安はない…というと嘘になりますが
こうしてかりんと共に病気に向かえる時間さえ、今は愛しく感じます。

右にクルクル

最近のかりんは、両後脚を身体の右側に投げ出したような格好でいることが多く
一日のうちほぼ100パーセント、身体の左側を下にしています。

わざと(意地悪ではありません)右側を下にしてかりんを横たえてみると
「何するの~!」と、訴えるような助けを求めるような顔で母さんを見上げます。
痛みがある感じではないけれど、容易に起き上がれない不安があるのかもしれません。

おぼつかない足取りで部屋を歩いている時、「おっとっと」と転んでしまい
身体の右側を下にして倒れようものなら大変です。
身体をグッと起こすことができず、頭と鼻先だけを使って起き上がろうとするので
その場で身体はクルクルと、空しく円を描くことになってしまいます。

寝る時も右にグーンと丸くなって、自分のお尻を枕にしていることがしょっちゅうです。
同じ格好でいることがあまりにも多いので、身体が曲がっちゃったのかしら~。