かりんが思うように歩けなくなり、食事の介助が必要になってから1年と少しが経ちました。
かりんの頑張りや、みなさんの応援もあって、一時は状態が良くなったりもしたのですが
やはり、緩やかな下降線を辿っているという事実は否めません。
そんな中で、みるみるうちにガクンと状態が悪くなってしまうことが何度かありました。
実は、昨年の終わり頃から今年にかけてが、正にそれでした。
それまでは、後脚はダメダメでも、お尻を持ち上げてやると前脚だけで少し歩きました。
また、得意な向きなら、横になっていても何とか上体を起こすことができました。
今は、どちらもさっぱりできなくなってしまいました。
年の初めの診察で、かりんの体重は5.7キロ(1か月ほど前は6.2キロ)にまで減っていました。
なけなしの筋肉が更になくなってしまい、骨格標本が毛皮を着ているかのようにゴツゴツで
最初はLサイズだったオムツも、今やSサイズです。
でも、まったくもって悪いことばかりではありません。
かりんの慢性腎臓病のステージは、吐き気があって食べられなくてもおかしくないそうで
受診の度に、「吐き気はない?」とドクターに尋ねられるのですが
不思議なことに、ありがたいことに、今のところそれはまったくないのです。
だからこそ、少量ではあっても何とか食べてくれるし、食べさせることもできています。
そして、一時悩まされたポンポンがピーピーもすっかり影を潜めてくれています。
マイナスを数え始めると、どうしても気持ちがどんよりして下向きになりそうですが
当のかりんは嘆くことなく、今できることをシンプルに坦々と頑張っています。
そんなかりんを見倣って、母さんも日々できることを積み重ねていこうと思います。