甘えてくれる幸せ

ほぼ寝たきりになり、夜鳴きが酷くなった晩年のかりん
長座布団の上に敷いた介護用マットに横たわるかりんの隣に、私は布団を並べて寝ていました。

かりんが旅立ってしまってからも、介護していた和室で寝るのが習慣になってしまい
夜中にかりんがきても良いように、自分の布団の横にかりん用の長座布団を敷いていました。
その流れで、かのんを迎えてからも同じようにして寝ています。

凄くビビリなかのんなので、あらゆるモノに対して警戒心をあらわにします。
しかし、暗い夜になると警戒心が薄らぐのか、ハウスにこもりっきりだった最初の頃から
ハウスからそぉーっと出てきて、私の布団の横に敷いた長座布団で寝ていました。

そして、横に敷いた私の布団に、じわじわと進出するようになってきました。

昨日なんて、布団に寝そべる私の横に当然のような顔をして丸まりました。
「あらま」と言いながらも、心の中では「いいぞ、いいぞ!」とニヤける私です。

そして、夜中にふと見ると…私の枕に反対側から頭をのっけているではないですかっ。
ひとつの枕を両側からシェアしているという、何とも不思議な格好になっています。
「ありえん~!嬉し過ぎるじゃないの」

家の中で一緒にいる時、必ずと言ってよいくらい、かのんはこちらに身体をくっつけてきます。
ビビリだからこそ、そうしていると安心できるのだろうと勝手に思っています。
これは、独立心・自立心が強かったクール・ビューティなかりんでは決してあり得なかったこと。

今、私たちは「甘えてくれる」という幸せにどっぷり浸かっています。

まさかのオムツ

7月1日に避妊手術をする予定になっていたかのん
ところが、手術日の3日ほど前からヒートが始まってしまったため
手術は延期となりました。

我が家に迎えてから、すぐにでも手術をしておけば良かったものを
「もう少し慣れてからがいいかも」などとグズグズしてしまい…。
直近での交配が1月と聞いていたので、嫌な予感がしていたのですが
その予感が的中☆することになってしまいました。

家の中では、かのんが動く範囲は限られているためオムツはしませんが
車に乗せる時は、念のためオムツをつけてもらいます。

かりんのオムツ姿は可愛かったのに、かのんは…なんだかなぁ~。
ミスマッチと言うか滑稽と言うか、やっぱり笑いを誘っちゃいます。

手乗り柴犬

エアコンの効いた部屋で、気持ち良さそうに寝転がっています。

まぁるい背中を見ていると、なんだか安心しちゃうのよね。

口元がちょっぴり緩んで、ムニャムニャしています。
きっと美味しい夢を見ているのね~。

って…………。

かのん…じゃなかったの?!

あまりの造型の素晴らしさに、思わず買ってしまった柴犬のマグネット。
ちょいポチャ柴犬の体型をリアルに再現していて、手乗りサイズの柴犬がそこにいるかのようです。

この一回り小さいサイズを職場のデスクにチョコンと置いて、一息つくたびに和んでいる私。
本当は、かのんを連れて行きたいけどね。

頭上絵

輪っか出現に始まり、カモメ眉へと移行していたかのんの顔。
その後も少しずつ変化し続け、その面白さは留まるところを知りません。

今は、こ~んな感じです。
まるで、大きく羽を広げた鳥が頭上に貼りついているかのようです。

これは、【ナスカの地上絵】ならぬ【かのんの頭上絵】ですな。

3か月

3月26日にかのんを新しい家族に迎え、3か月が経ちました。
普通なら、3か月なんてあっという間に過ぎ去ってしまうのですが
かのんを迎えてからの時間は、実際の倍…いやそれ以上に感じられます。

「イイ感じ♪」と思ったら、再びの「わけわからん」になったり。
最初の1か月くらいは、何かにつけて一喜一憂する毎日だったので
気持ちがあっちこっちへと大きく揺さぶられておりました。

でも、「長い目で見よう」と思い始めた頃から少し楽になりました。

超ビビリなところは、最初の頃とそれほど大きく変わってはいませんが
改めてこの3か月を振り返ると、かのんは確かに変化しています。

そして、こんな悪戯をしでかすくらいの余裕も出てきました。
まったくビビリじゃなくなったら、悪戯三昧…な予感が。

↑ (カメラを向けていたら、レンズをクンクン)

私やKちゃんをしっかり認識し、大袈裟に怖がることもなくなりました。
「一緒にいれば安心」と、かのんが思ってくれている感じが伝わってきます。
ここさえクリアできていれば、どんなにビビリでも何とかなるでしょう。

日々の暮らしの中での課題は山積みですが、半年後、1年後のかのん
今は楽しみでなりません。