健康診断 -2023年-

前回の実施から1年が経った先日、かのんの健康診断をしてもらいました。
いつものように、体重・体脂肪・血圧測定、血液検査、レントゲン検査
そして、超音波検査のフルコースです。

前回、指摘された軽度の心臓の僧帽弁逆流は同様に見られたものの
心臓の三尖弁・肺動脈弁の逆流と不整脈は確認されませんでした。
昨年と比べ、相対的に良好な状態だそうです。

また、前回は39パーセントもあった体脂肪率は29パーセントになり
「前回より体重が増えているのに体脂肪率が下がったということは
筋肉がついたってことだね」と褒めてもらいました。

ただ、今回はALT(肝酵素)が著しく上昇していたため
その原因のひとつと考えられるフードを、変えてみることになりました。

健康診断をすれば、多かれ少なかれ何かしらの異常が見つかるので
どうしても、気持ちが沈みがちになってしまいます。
でも、「もっと早く診てもらっていれば…」と後悔はしたくないし
原因がわかれば、悪くならないように気をつけることができます。

「今回はイイ子にしていたよ」と言われ、母さんは心の中で「よっしゃ!」
病院ではまだまだ腰が引けるかのんですが、少しずつ慣れてはきたようです。

大好きな場所で

4月1日、BigなMountainにあるハーブ園の今シーズンのオープン日でした。
この時期特有の、霞がかったもんわりとした景色ではありましたが
吹く風が少し冷たく感じられる以外は、青空の広がるお天気でした。

かのんとハーブ園に来るのは3回目。
今まで、園内のミニドッグランではほとんど走らなかったので
今回はかのんの大好きなボールを持参しました。
室内で遊ぶ時には、ボールを投げて持って来る遊びをするのですが
果たして、戸外ではどうでしょう。

はいっ、遠くへ投げたボールを嬉しそうに持って来てくれましたよ。
投げては持って来る…を、かのんも母さんもひとしきり楽しみました。

ドッグランで遊んだ後、ハーブティーをいただきに建物へと向かう時
先へと進むかのんが、木製アーチのところでちょこんと座る後姿を見て
一瞬、かりんの姿が重なったような気がしました。

2シーズンめのハーブ園。
かりんからかのんへと受け継がれたかのような、この穏やかな時間に
私たちの大好きな場所は永遠なのだと思いました。

二度目の桜のトンネル

桜のトンネルに、私たちにも馴れていないかのんとお花見に行ったのが
昨年の4月初めで、すべてにおいて、お互いが手探り状態の頃でした。
そして、1年という月日が経ち、昨年とはまったく違った心持ちで
うちの子になってくれたかのんと一緒に、桜を見ることができました。

昨年は、始終だらりと垂れて情けない感じだった尻尾ですが
今年は、くるんと丸まったり少しほどけたりと、心の動きを表しています。

周囲が気になるのか、かりんのように座って撮影はできませんでしたが
春の陽射しの中で楽しそうにしているかのんを見ることができました。

かのんを迎えてから季節が一巡しました。
こうして、変わることなく季節が巡り、それを家族と共に感じる幸せを
改めて心に刻みたいと思います。

1回目の家族記念日

出会いは突然にやってきて、1年前の今日、あれよあれよという間にかのんを我が家に迎えました。
かりんを見送ってから6か月ほどしか経っておらず、再び新たな家族を迎えるなんてことは
具体的な形として頭の中に浮かんでいない頃でした。

最初に見せてもらったかのんの写真です。
後に超ビビリだとわかるわけですが、なかなか堂々とした佇まいで
そんなことこれっぽっちも感じさせない立ち姿でした。

かのんを迎えてからの日々、特に最初の3か月くらいまでは
あまりのビビリっぷりにどう対処してよいか途方に暮れることも多くて
一日一日がとてつもなく長く感じられました。
正直言って、かのんを迎えたことをちょっぴり後悔しそうな時もありました。

でも、「人と暮らす上での経験値が圧倒的に少ないから」との大先輩の言葉や
「1年もすれば」とのドクターの言葉を胸に日々を過ごしてきました。

そして今、まだまだビビリなところはたくさんあるけれど
私たち家族を信頼してくれるようになり、ずいぶん変わってきました。

犬との暮らしの素晴らしさを最初に教えてくれたのは、かりんでした。
そして、更なる味わい深さを教えてくれているのが、かのんです。
かりんかのんはそれぞれ別の犬ではあるけれど
私たちの中では、共に生き続けているひとつの存在なのかもしれません。

こちらへとまっすぐに向けられた迷いのない瞳を見ながら言いましょう。
かのん、うちの子になってくれてありがとう!!」