陽気に誘われて

冬のコートは必要ないどころか、日中はセーターだけでも暑いくらい。
この週末は、家にいるのが勿体ないような天気に恵まれました。
日曜日は出掛ける予定はなかったのですが、用事ができたこともあり
BigなMountain近辺に車を走らせました。

昨日今日と春のような陽気に、BigなMountainの雪も少し融けてしまい
ところどころ山肌が覗いておりました。
それでも、「ほぉぉ~」と見入ってしまう雄姿です。

どこで散歩しようかと考えた末、よくかりんを水浴びに連れて行った
親水公園へ向かいました。

水に対しての恐怖心はそれほどなさそうなかのんではありますが
初めての場所のせいか、最初はちょっと緊張気味でした。

それでも、突然の風で落ち葉が水面へ吹き飛ばされると
一心不乱にそれを追って、水の中へと入っていきそうな勢いでした。
「暖かく(暑く)なったら、いくらでも入ってくださいな~」
と心の中で呟きつつ、制止しましたけど。

この季節には珍しい陽気に背中を押され、かのんを連れ出して良かった!
家で寝っ転がっているほうが気楽で良いのかもしれないけれど
かのんにとっては、外に出掛けることも必要なのだと思いました。
きっと、同じことが母さんにも言えるかもね。

隙だらけ

施設に入所している母は、二度の手術入院の後、驚くほどの回復力を見せてくれました。
以前のようにお喋りもするし、介助や見守りがいるものの自力歩行もできるようになりました。
しかし、元気に動き回れるようになったことで新たなる心配ごとや悩みごとが浮上してきて
急に帰省しなくてはならなくなったりと、何となく落ち着かない日々を過ごしています。

日常生活での直接的な介護はなくなり、私の負担やストレスはぐーんと軽くなったものの
直接的ではないからこそのもどかしさや焦りが、常につきまとっている気がしていて
「施設入所が決してゴールではなく、それで介護が終わりということではない」
以前、何かで聞いた言葉をしみじみ思い出している昨今です。

そんなこんなで、気持ちが少しばかり低空飛行になってしまいがちな母さんなのですが
このお方はいたってマイペース。

今夜も、母さんの掛布団の上のど真ん中で、豪快なヘソ天。
「あのぉ、邪魔なんですけど」

近寄ってみたら、口が半開きの上に舌がチロリと覗いています。
かのんは、いつでもどこでも隙だらけ。
「隙がある」とは、普通はあまり良い意味では使われない言葉だけれど
「隙がある」ところに和みや親しみを感じちゃいますよね。

これを自然にやってみせている(?)かのんは、意外と凄い?!

たまらん!

床にペタンと座った母さんが、黙々とスマホをいじって(ゲームですけど)おりました。

すると、背後でくつろいでいたかのんが、ごくごく自然にこ~んなことを。

くぅぅぅ~っ!!
これだから、かのんってヤツは可愛くて可愛くてたまらんのです。

たる~ん

何だか、かのんは室内で寝転がっている画像ばかりな気がしていますが
実際、寝転がっていることが多いので仕方ありません。(…と言い訳)

今日は、いつにも増して背中のたるみ具合が顕著です。
ついつい手でつまんでみたり、こうしてカメラを向けてみたり。

かりんに比べると毛足が短いせいもあって、たるみが余計に目立つのでしょうけど
このたるみに、妙に親近感や安心感を抱いてしまう母さんなのでした。

ちょっと邪魔

どど~ん!!
かのんが、母さんの布団のど真ん中を占拠しています。

同じ布団の上でも、枕の近くで横になってくれていたら問題ないけれど
これでは母さんの寝る場所が確保できません。

こんな時は、かのんに身体をじわじわ寄せて端のほうへ移動させます。
すると、「ぐぅぅぅ~っ」と文句たらたらな声を出すこともあるけれど
ここは母さんの場所なので容赦しません。

このまんま、羽根布団を掛けて「おやすみ」
でも、そのうち暑くなってしまうのか、布団の中からおもむろに脱出し
掛布団の上でクルクル回りながら…どっこいしょ。

そこでもさり気なく、母さんの脚にもたれかかるのでした。
「う~ん、ちょっと邪魔」と思いつつ、幸せの重みを感じています。