伝わる嬉しさ

母さんの椅子にチョコンと座っているのを見て、一言。
「母さんが座るから、そっちへ行ってくれない?」
おもむろに、椅子から下りるか、別の椅子へと移動~。

もらった氷をくわえて、2階へ上がろうとするのを見て、一言。
「2階はダメよ!ココで食べなさい」
ハタと立ち止まり、渋々と1階のリビングでカリコリ~。

夕方近く、散歩をせがみにやって来たのを見て、一言。
「今忙しいから、散歩はもうちょっと待ちなさい」
諦めた様子で、もうひと寝入り~。

最初は、「ダメ!」「待って!」などといった簡潔な言葉を使い
こちらの意思を伝えるようにしていましたが
いつしか、人に話し掛けるような言葉へと変わっていきました。
何故なら…これでもしっかり通じるようになったからです。
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かりんは、その時の状況、母さんの表情と口調や仕草。
それに加え、発せられる単語を拾い、判断しているようです。
まるで、人間相手に喋っているかのような自然な話し言葉に
時折ふと、自分でも可笑しくなってしまいます。

こちらの意思が伝わり、そして反応が返って来る…。
「伝わる」という嬉しさを実感する、毎日の出来事です。