夏に帰省して以降も、元気にしているとは聞いていたものの
クマの様子を、この目で確かめなければ落ち着かない母さん。
散歩に連れ出した時、力強く引っ張ろうとする姿を見て
「ああ…まだまだ元気でいてくれた」と、心の中で安堵しました。
今回は、玄関先でかりんと対面させたのですが
ちょっぴりボケているクマは、その場の空気を読むことができず
正面切って、じわじわと近づいて行きます。
かりんは、しばらく様子を見ながらも低く小さく唸った後
ちょっぴりガゥガゥ☆ギャンギャン☆しちゃいました。
その姿と声にビックリしたのか、「何で?」と言うような表情をしていたクマでした。
前回、夏に会った時と変わらぬ元気な姿を見せてくれたクマでしたが
散歩をしながら後脚を見ていると、その動きは以前よりぎこちなくなっており
静かに…そして確実に、歳を重ねていっていることを改めて感じました。
しかしクマは、穏やかな表情で母さんにこう話しかけているように見えました。
「あるがままを、受け容れるのですよ」