初めて出逢った頃の、ふわふわなぬいぐるみのような仔犬のかりん。
身体はほぼオトナになったものの、まだまだ悪戯三昧だった1歳のかりん。
母さんを悩ませた悪戯も陰を潜め、かなり落ち着いてきた2歳のかりん。
「一番可愛いかったと思うのは、いつですか?」と訊かれたならば
母さんは迷うことなくキッパリと答えることでしょう。
「今です!」…と。
そしてそれは、1ヶ月後も1年後も、10年後も変わらないという確信があります。
母さんの年齢を追い越してしまい、ヨボヨボのおばあちゃんになったとしても
きっと、母さんにとってはその時のかりんが一番可愛く、愛しく思えるのでしょう。
これから先、何年もの長い時を一緒に過しながら
お互いを想う気持ちは無限に膨らみ続けるのかもしれません。