心もとない歩み

和室の窓際にて、まったりとくつろぐかりん
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…ではありません。
脚がよろけてペタンと伏せてしまい、立ち上がれなくなった状態で
こんなことが、日に何度となく起こります。
この後、なんとかかんとか自力で立ち上がることもあれば
「キュンキュン」鳴いて助けを求めることもあります。
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長座布団の上に辿り着いても、四肢をうまく動かせないせいか
身体が縮こまったような、不自然な恰好のまんまです。
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こんな感じで、かりんの脚はすっかり弱ってしまいました。
それでも、なんとか自分の脚で歩こうとします。
産まれたての子鹿のようにも見える、ヨロヨロと心もとない歩み。
母さんの知らない、う~んとうんとちびっ子の頃のかりんの姿が
重なって見えたような気がしました。

ふかひれクッション

一日に何度となく、かりんが往復していた我が家の1階と2階。
階段を上り下りできなくなってからは、日中は1階で過ごすことに。
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見るからに危なっかしい歩みではあるものの
大きな段差がなければ、室内の移動はまだまだ大丈夫。
リビングのテレビの前と、和室の窓際に置いた長座布団を
その時の気分で行ったり来たりしています。
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多くの時間を、伏せしたまんまの体勢で過ごすかりん
姿勢を保持するための枕を買いました。
クロワッサン型になっているビーズクッションですが
真っ先にふかひれを連想したので、『ふかひれクッション』と命名。
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ただ、まだ寝たきりではないので、クッションを顎の下に置いても
しばらくすると場所を移動しています。
ですから、気づいた時に、置き直すことになってしまいますけどね。
高級食材であるふかひれの形…使い心地はいかがでしょう。
なかなか良さそうな感じはしますけど?

歩行補助用ハーネス

いつも、弾むように軽やかに歩いていたかりんの後脚の運びが
少し重たく感じられるようになってきたのが、今年に入ったあたり。
車の後部座席に跳び上がることができなくなったり
大好きなくつろぎ場所だったソファーに上がるのも大変になり…。
そして、力が入りにくくなった後脚を庇っていたせいなのか
今月の初めあたりから、急に前脚も弱ってきました。
そんな状態なので、散歩中に前脚の先がカクンと折れてしまい
前のめりに転んでしまうことも、しょっちゅうでした。
ですから、常に少し上へ引っ張りながら散歩しなければならず
今まで使っていたハーネスでは、身体を支えきれなくなりました。
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そこで、とりあえず、前脚の歩行補助用ハーネスを購入。
左右それぞれの脚の、付け根あたりを支えるように伸びた紐が
バッグの持ち手のように身体を支えます。
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かりんがつまづきそうになったり、段差があったりすると
この持ち手をヒョイと引っ張ってサポートします。
介助される側のかりんは、「まだまだあるけるよ~」と満足。
介助する側の母さんも、「うんうん、そこそこ歩けてる~」と満足。
今までに比べると格段に楽に散歩できるようになりました。
かりんの『ばあワン♪ライフ』を快適に過ごすためのグッズは
これからどんどん増えていきそうです。

いとしの ばあワン

かりんです。
さいきん、なんだかカラダがうまくうごかなくて
「おっかしいなぁ~」っておもっています。
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アシにチカラがはいらなくて、ヨタヨタ…ユラユラ~。
『よっぱらいの おっさん』みたいにフラフラあるいています。
だから、カイダンはのぼれなくなっちゃった。
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それからね。
ボーッとつったってたり、ひたすらグルグルあるいたりします。
ワタシをジーッとカンサツしていたドクターにいわれたけど
ちょっとずつボケはじめてるみたいです。
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リッパな『おばあちゃんワンコ』…『ばあワン』になったワタシ。
まったりな『ばあワン』ライフのはじまりです。

できないことより できること

立ち姿にも変化が見られ、脚力が弱ってきていたかりん
☆14歳の誕生日☆を迎えて以降、その衰えは前足にも出始め
1か月前とは別犬のような状態になってしまいました。
しかし、散歩には行きたがるので、それがせめてもの救いです。
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車の後部座席にヒョイと跳び上がることができなくなった。
家の中の階段を上り下りすることができなくなった。
散歩中に躓くことが多くなってしまった。
できなくなったことを数えて、いちいちガックリするのはやめよう。
…と思うけれど、ふと溜息をついている自分に気づく毎日。
加齢によるものだと、頭では充分わかっているつもりだけど
それを認めたくない気持ちが勝るのかもしれません。
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・自分の口で食事がとれる。
・自分の足で立って歩ける。
・自分の意志で排泄ができる。
ドクターが言われる『3つの大事なこと』は、まだできています。
できなくなったことじゃなく、まだできることに目を向けよう!