室内排泄可

かりん☆14歳にして、『室内排泄できる犬』の仲間入り!
な~んて、正しく言うと「できる」のではなく「でちゃう」のですが。
今は、ハーネスで介助しても、ほとんど歩くことはできず
腰を落としながらの排泄(大も小も)は不可能になりました。
null
ほぼ同じ体勢で過ごすため、お尻の下にトイレシートを敷いておけば
かなりの確率で、チーのほうは大丈夫です。
また、チーが出ると「キャン!」と鳴いて知らせてくれるので
汚れたシートをサッサと片付けることができます。
null
まだ少し歩けた時は、そこらに敷いたトイレシートの上ではなく
カーペットの上などで用を足しておりました。
しかし、あまり動けなくなったことで、その片付けは少なくなり
天候に関係なく、用足しをするための散歩もなくなりました。
勿論、「楽になった」と、それらを素直に喜ぶことはできません。
でも、あれよあれよという間にスタートしたかりんの介護生活。
お互いにとって少しでも快適に、無理をしないものにするためにも
申し訳ないけれど、ほんの少しだけ…ありがたく思うことにしました。

気分転換とパワーチャージ

今冬のかりん地方、まだそれほど寒くありません。
今までなら、お天気の良いお休みは近場散歩に出掛けていましたが
ここ1~2か月、畳みかけられるようにやってきたかりんの変化に
そんな気分になれませんでした。
null
しかし、晴れ渡る青空の下、雪を頂いて凛と立つBigなMountainが
母さんたちを誘い出してくれました。
null
BigなMountainがよく見える、我が家から車で5分程の土手へ。
近くに車を置いて、土手の上まで抱っこして連れて行きました。
もう、幾度となく出掛けている、かりんお気に入りの場所ですが
残念ながら、歩いてみようとはしませんでした。
null
お座りポーズをキープすることができないので、ペタンと伏せます。
すると、眼を少し細めながら、どこか懐かしそうでもあり
満足そうでもある表情で、鼻をクンクンしつつあたりを見渡します。
「ああ…連れてきてよかった!」と、思った瞬間です。
さて、土手の上は歩かなかったものの、驚いたことが。
そろそろ帰ろうと抱っこしようとすると、ヨロヨロしながらも
抱っこして上った土手の階段へ、向かおうとするのです。
結局、十数段の階段をハーネスでサポートしながら
ゆっくりゆっくりゆっくりと、自分の脚で下りました。
大好きな場所の空気が、パワーをくれたのかもしれません。

ドキドキご飯

脚がヨロヨロだったり、思いがけない場所で用足ししちゃったり。
先日来、かりんのそんな姿を書き連ねていましたが
実は、そんなのどうでもいいくらい、心配なことがあります。
それは、ご飯を食べてくれないことです。
null
腎不全なので、当然の如く食べられるものは限られており
ドクターから細かく指示を仰いでいます。
基本は療法食の缶詰で、これに「食べて良い」食材を加えたりします。
しかし、食べる量は、必要量にまったくもって届いていません。
おまけに、好んで食べていたものを急に嫌がるようになったり
「これは!」と思った母さんのアイディアが徒労に終わったりと
母さんを、思いっきりブンブン振り回してくれています。
ですから、ご飯を用意している時はドキドキします。
腎不全が進行すると、その症状のひとつとして食欲がなくなります。
食べてくれるようにするための工夫はいろいろあるだろうけれど
食べる行為そのものは、周りが手助けできません。
null
柔らかくってモフモフな毛を持つかりん
それほど痩せているようには見えないかもしれませんが
一番ボリュームのあった頃に比べると約2キロ減り、7.2キロです。
そんなかりんを目の当たりにしていても、変わらず食欲のある自分が
ちょっと腹立たしく思えたりする、最近の母さんです。

ウン気☆上昇中

かりんです。
いつも、「ワタシ シッパイしないので」とジシンがあったけど
さいきんは、「ワタシ シッパイしちゃった」がおおくなりました。
えっ、なにをシッパイするのかって?
てへへ、それは…おトイレです。
null
ふつうにヘヤをあるきながら、コロコロってでちゃったり
ふとしたひょうしに、プリッてなっちゃいます。
このあいだのアサ、かあさんのフトンのまわりをあるいていたら
コロん・コロン~って、なんこかおっこちました。
それをみて、「アサから、いっぱいウンがついたわ!」って
かあさんはおおわらいしていました。
そして、「シッパイじゃないからね」といってくれました。
null
「そろそろ、オムツかもねぇ」って、ブツブツつぶやいていたけど
オムツってなぁに?
『じいワン・ばあワン』のみんなは、どうしているのかな?

心もとない歩み

和室の窓際にて、まったりとくつろぐかりん
null
…ではありません。
脚がよろけてペタンと伏せてしまい、立ち上がれなくなった状態で
こんなことが、日に何度となく起こります。
この後、なんとかかんとか自力で立ち上がることもあれば
「キュンキュン」鳴いて助けを求めることもあります。
null
長座布団の上に辿り着いても、四肢をうまく動かせないせいか
身体が縮こまったような、不自然な恰好のまんまです。
null
こんな感じで、かりんの脚はすっかり弱ってしまいました。
それでも、なんとか自分の脚で歩こうとします。
産まれたての子鹿のようにも見える、ヨロヨロと心もとない歩み。
母さんの知らない、う~んとうんとちびっ子の頃のかりんの姿が
重なって見えたような気がしました。