頼りになる存在

皮下補液をしてもらうため、週一でかりんを病院に連れて行くのですが
いつも決まってドクターの口から発せられるのが、「変わりはない?吐き気はない?」の言葉。
かりんの腎臓の数値からすると、普通なら吐き気があって当然のようですが
幸いにも今のところ吐き気の「は」の字もありません。

腎臓病を治す薬はないし、腎臓は一旦悪くなると良くはなりません。
慢性腎臓病とのつき合い方は、「その進行をいかに遅らせるか」の
一言に尽きるのだと思います。

犬の場合、慢性腎臓病と診断されてからの予後は良くないそうですが
ありがたいことに、かりんは1年を優に超えました。

一口に慢性腎臓病と言っても各々違うので一概には言えませんが
かりんには効果があったと思われるサプリメントが、【アゾディル】。
腎機能が低下すると、老廃物を上手く濾過・排泄できなくなるため
その老廃物を栄養源として利用してくれる善玉菌のサプリメントです。

また、ご飯を食べられなくなった時の助けのひとつとなったのが
【腎臓サポート リキッド】で、腎臓病の犬のための高栄養療法食です。

この二つは、今のかりんにとってなくてはならないもの。
これから先も、かりんの身体を支えてくれるであろう頼もしい存在です。

ご機嫌いかが?

毎日毎日、かりんはこんなふうに横たわっています。
寝ている写真ばかりになってしまうので、母さんはカメラを手にすることがグッと減りました。

以前なら毎日のように写真を撮っていたのに、今は「1週間、全くカメラに触らない」なんて
珍しいことではなくなってしまいました。

それでも、今日はカメラを手にして、横になっているかりんのそばへ。

かりんにカメラを向けてカシャカシャ☆やっていると、上体を少しばかり動かして位置を変え
珍しく、ちゃんと意思が宿っている瞳で見返してくれました。

たったこれだけのこと…。
今は、たったこれだけのことを喜び、日々のエネルギーにしている母さんです。
今日のかりんのご機嫌は、まずまずのようです。

聞く耳持たず

真ん丸お目目のかりん。
なんとまぁ~可愛いらしいこと!

でも、そんなことを思う余裕もないくらい、実際には大声で吠えまくっているところです。
普通に可愛く見えるかもしれませんが、特に注目していただきたいのが耳。
頭の後ろへ引くように倒れています。

横から見ると、よくわかりますね~。

どんなに声を掛けようと「聞く耳を持たない」状態。
こんなふうに耳がねんねしていたら、母さんの声も耳に入らないし
自分の大きな声しか聞こえないのでしょう。
こういった【お愚図り】が一日に何度となく出現します。

大きな声を出せるということは、それだけのパワーがあるということだと思います。
しかし、そのパワーが本当に必要なところに上手く使われていない気がして
「元気でいいわ~」と素直に喜べたらどんなに良いか…と思う毎日です。

途中休憩

先週末は、かりんと母さんとで実家へ帰りました。
車の運転が好きな母さんにとって、片道2時間少しのドライブは良い気分転換になるのですが
鳴き続けるかりんが同乗しているので、今は残念ながらそうはなりません。

道中、あまりにも鳴き続ける時は車を停めてかりんの体勢を変えます。
不思議なもので、車を停めるとパタリと鳴き止んで嘘のようにおとなしくなるので
おそらく、動いている車に乗っていること自体が苦痛なのでしょう。

今回、車を停めたのは母さんの大好きなスポットです。
天気が素晴らしく良かったので、あたり一面エメラルドグリーンの日本海が広がっていました。
かりんの鳴き声が止み、ホッと一息つける瞬間です。

増えるご飯

今年に入ってから始めた、変化するお食事サービス
最初は一食につき注入器4本でしたが、これでは必要なカロリーには程遠いものでした。
そこで、かりんの様子を見ながら徐々に注入器の本数を増やし、今や8~9本にまでなりました。

ズラリとスタンバイした注入器。
これを朝・昼・晩食べさせますが、最初の4本くらいまでは良いものの
後半に差し掛かるとイヤイヤし始めます。
それから先は、無理矢理食べさせる感じになってしまうのですが
愚図るかりんと格闘しながら、何とか食事を終えます。

イヤイヤし始めると注入器の先っちょをグーッと噛むので
プラスチック製の注入器の先っちょは、潰れたり変形したりします。
ですから、潰れた部分を切ったり、新しい物に交換しつつ使っています。

一時、じわじわ増量して5.2キロまで増えていた体重も、今は5.0キロ。
食べる量が増えているから、もう少し体重が増えても…と思うのですが
ほぼ寝たきりですから、こんなものなのかもしれません。

それでも、これ以上減ることなく安定しているので、ありがたいことです。