聞く耳持たず

真ん丸お目目のかりん。
なんとまぁ~可愛いらしいこと!

でも、そんなことを思う余裕もないくらい、実際には大声で吠えまくっているところです。
普通に可愛く見えるかもしれませんが、特に注目していただきたいのが耳。
頭の後ろへ引くように倒れています。

横から見ると、よくわかりますね~。

どんなに声を掛けようと「聞く耳を持たない」状態。
こんなふうに耳がねんねしていたら、母さんの声も耳に入らないし
自分の大きな声しか聞こえないのでしょう。
こういった【お愚図り】が一日に何度となく出現します。

大きな声を出せるということは、それだけのパワーがあるということだと思います。
しかし、そのパワーが本当に必要なところに上手く使われていない気がして
「元気でいいわ~」と素直に喜べたらどんなに良いか…と思う毎日です。

途中休憩

先週末は、かりんと母さんとで実家へ帰りました。
車の運転が好きな母さんにとって、片道2時間少しのドライブは良い気分転換になるのですが
鳴き続けるかりんが同乗しているので、今は残念ながらそうはなりません。

道中、あまりにも鳴き続ける時は車を停めてかりんの体勢を変えます。
不思議なもので、車を停めるとパタリと鳴き止んで嘘のようにおとなしくなるので
おそらく、動いている車に乗っていること自体が苦痛なのでしょう。

今回、車を停めたのは母さんの大好きなスポットです。
天気が素晴らしく良かったので、あたり一面エメラルドグリーンの日本海が広がっていました。
かりんの鳴き声が止み、ホッと一息つける瞬間です。

増えるご飯

今年に入ってから始めた、変化するお食事サービス
最初は一食につき注入器4本でしたが、これでは必要なカロリーには程遠いものでした。
そこで、かりんの様子を見ながら徐々に注入器の本数を増やし、今や8~9本にまでなりました。

ズラリとスタンバイした注入器。
これを朝・昼・晩食べさせますが、最初の4本くらいまでは良いものの
後半に差し掛かるとイヤイヤし始めます。
それから先は、無理矢理食べさせる感じになってしまうのですが
愚図るかりんと格闘しながら、何とか食事を終えます。

イヤイヤし始めると注入器の先っちょをグーッと噛むので
プラスチック製の注入器の先っちょは、潰れたり変形したりします。
ですから、潰れた部分を切ったり、新しい物に交換しつつ使っています。

一時、じわじわ増量して5.2キロまで増えていた体重も、今は5.0キロ。
食べる量が増えているから、もう少し体重が増えても…と思うのですが
ほぼ寝たきりですから、こんなものなのかもしれません。

それでも、これ以上減ることなく安定しているので、ありがたいことです。

おひさまとガタンゴトン

かりんです。
きょうは、ビョウインのひでした。
チックンされたまま、しばらくじーっとしていなくちゃいけないから
ちょっと(ホントはすっごく)ニガテなんだよね。
さいしょはワンワンしちゃったけど、だんだんねむくなっちゃった。

ビョウインのかえり、まいにちのさんぽコースだったコウエンに
かあさんがつれていってくれました。
かあさんのひざのうえでボーッとしているワタシです。

とちゅう、ふつうのガタンゴトンや、はやいガタンゴトンがやってきました。
むかしは、ガタンゴトンがやってくるとガゥガゥしたけど、いまはもうしません。

すこしのじかんだったけど、おひさまに「こんにちは!」してきたから
こんやはよ~くねむれるかなぁ。

いつものかりん…は?

気づけば、かりんについての「大変なこと」ばかり書き連ねており
少しばかり自己嫌悪に陥っている母さんです。
しかし、同時に、これが現実だと開き直っている部分もあります。

かりんが元気だった頃、晩年の姿を漠然と想像してはいましたが
階段の上がり下りができなくなったり、散歩でのスローな歩みだったり
せいぜいそんなところでした。

その想像を遥かに超えることとなってしまった現実ですが
そんな現実を、あるがままに受け容れながら過ごしているかりんの姿に
母さんも同じようにしよう…と心に決めています。

さて、今日のかりん。
イイ子にしているので独りにすると、程なくして鳴き始めましたが
母さんがそばに行くとピタリと鳴きやんでくれました。
ただこれだけのことですが、「あぁ、かりんだ!」と思うことができます。

かりんが、かりんでいる」時間や度合いは、その日その日で変化します。
「今日は、どれだけいつものかりんでいてくれるかなぁ~」
日々そんなことを思いながら、かりんと向かい合っています。