例年、一気に咲いたかと思うと潔く散ってしまう桜ですが
今春の桜は、私たちの目を長らく楽しませてくれました。
2013年からずっと、かりんと一緒に愛でた我が町の桜も先週が見頃でした。
深呼吸したくなるような晴れ渡る青空や、目に鮮やかな花々を見ると
「気持ちいいなぁ~」とか「綺麗だなぁ」とは思うけれど
心の目は、どこか寂しさ色のすりガラスを通して見ているかのようでした。
そして、今年の桜は、そこにいるはずのかりんの姿がないという
心にぽっかりと開いた穴を抱えながらのお花見になる予定でした。
しかし、ぽっかりの痛みや、寂しさ色を忘れさせてくれたのが、かのんです。
こうして後ろ姿だけを見ていると、かりんがちょっぴり重なります。
まだ尻尾は下がったまんまですが、外に出るとイキイキした表情になり
まるで子犬のように、あれやこれや目にするものに興味を示します。
こんなお子ちゃまなかのんの様子を、つかず離れず一緒に歩きながら
かりんは見守ってくれているのだろうと思いました。
今までと変わらず、母さんたちと一緒に桜を愛でながら♪