ぴ~ひゃらら

こんな風に平和そうな顔をして眠っている姿を見つけると
母さんは、ついつい顔をグンと近づけてしまいます。
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「あれれっ?」
よくよく耳を澄ませたら、小さな音を発しています。
すぴぴぴぴぃ~♪ ぴょょ~♪ ぴ~ひゃらら♪
どうやら、かりんの鼻が笛になっちゃったみたいです。
鼻で奏でる小さな笛の音に、そっと聴き入る母さんでした。

無視はイヤ

いつも仕事から帰るとかりんをハウスから出して、ひとしきり撫でます。
そうすることによって、留守番で寂しい想いをしていたかりんも落ち着きますし
母さんも、仕事モードから自宅モードへと切り替えがスムーズになります。
しかし、昨日はちょっと考え事をしていたせいもあって
ハウスから出しただけで、あまり触れることもなく、大して声もかけないまま
しばらくの間、ぼぉ~っとしておりました。
すると、「ねぇねぇ…母さんどうしたの?こっち見てよ!」とでも言っているみたいに
母さんの手に鼻面をズンズン押しつけて、ゴロンと横になりました。
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撫でてもくれない、声をかけてもくれない、目を合わせてもくれない…。
いつもと違う母さんの態度に不安を感じたのか
注意を引こうと一生懸命になっているかりんの姿を見て、フッと我に返りました。
犬にとって非常に堪えることのひとつに、「無視されること」がありますが
正に、そんな感じを受けてしまったのでしょう。
悪戯をしてしまって謝る時のように、母さんの顔を窺っている円らな瞳に
逆に…「ごめんなさい」をした母さんでした。

宝物

職場から少し離れた駐車場から職場までの道のりを
朝夕それぞれ、片道7~8分かけて歩きます。
この道は、人通りの少ない裏道で
特に夕方は、犬を散歩させている人をよく見かけます。
その中に、まるでレッサーパンダのような可愛い顔をした
ふさふさの毛をしたMIX犬がいます。
顔を見ると、仔犬のような無邪気な愛らしさなのですが
ぎこちなく跳ねるように歩く姿は、決して若くはなさそうでした。
昨日の夕方、向こうから犬を連れて来られる姿を見かけたので
思い切って話しかけてみました。
「ワンちゃん、何歳ですか?」
「平成2年生まれですから…17歳になりますねぇ」
一瞬、その17年を振り返られたのか
愛しさが込み上げるような、感慨深げな表情をされました。
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このワンちゃんと飼い主さん、そしてご家族の心の中は
決して色褪せることもない、決して失うことのない
思い出という宝物で埋め尽くされていることでしょう。
かりんと母さんも、こんな風に時間を重ねていきたいね。

水入れ

2階のケージの中に置いてあるかりんの水入れは
母さんがうっかりして、時々空っぽになっていることがあります。
水を飲もうとケージに入った時、水入れが空っぽになっていると
じぃ~っと水入れを見ながら、しばらく固まっています。
1歳半くらいまでは、「あぅ~ん」という催促の声が聞かれましたが
最近は、ただひたすら水入れを見て、「ない…」と訴えています。
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「あっ…ごめん、ごめん」と謝りながら水を汲みに行く母さん。
無言の訴えが、いかに効果的かをわかっているかのような
なかなかのプレッシャーの掛け方です。

レイン・ジャケット

今日もこちらは雪・雪・雪で、真っ白な世界になっています。
ボタン雪になったり粉雪になったり、刻々と変化しながらも
雪はずっと降り続いています。
待ってましたとばかりに、新しいレイン・ジャケット着用のかりん
先日、アウトドア・ウェアのメーカーのカタログを見ていたら
犬用のレイン・ジャケットを発売しているのを知り、購入しました。
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ちょっと渋めの色ですが、なかなか良さそうです。
当のかりんも、着ているのをすっかり忘れているみたいに
今朝の散歩でも爆走スイッチが入りっぱなしでした。