まだ早い!

我が家と実家の中ほどの距離に、小さな公園を見つけました。
駐車場の横に、小ぢんまりとしたドッグラン程度の芝生があって
そこから、日本海を臨むちょっとした遊歩道へと下りることができます。
天気が良ければ、実家からの帰りに立ち寄ることにしています。
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芝生の上で思う存分爆走した後、かりんはスタスタと遊歩道へと向かいます。
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そして、波が打ち寄せる岩場へと更にズンズン下りていき
滑りやすくなっている岩に、後足をズルッと取られながらも
前のめりになって海面を覗いています。
このままだと、海に入ってしまいそうな勢いだったので
慌ててリードを手繰り寄せました。
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「もしも~し!海水浴にはまだ早いですよ~!」

例外

「こんにちは~!」と宅配の人が来られても、郵便屋さんのバイクの音がしても
かりんは吠えたことがありません。
あんまり吠えないので、犬だということをついつい忘れてしまいそうになります。

しかし、例外があるのです。
それは…人に対してではなく、特定の犬が家の前を通過する時。
窓の閉まった部屋でぐっすり眠っていたとしても、パッと弾かれたように起きて
鼻息荒く、火が点いたように吠えます。

その声は、別犬かと思うほど大きく、最初に聴いた時は自分の耳を疑いました。
すぐに、「ダメ☆」と言ってやめさせるのですが、興奮冷めやらぬといった感じで
「グフグフ」と、喉や鼻をしばらく鳴らしています。
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ところで、かりんが吠える対象となっているのは、2匹の可愛いポメラニアンです。
あれこれ思いを巡らせてみても、吠える理由がさっぱりわかりません。
単に、「虫か好かない」という理由なのか、それとも何か別の理由があるのか?
これは、母さんが一番にかりんに訊いてみたいことです。

月に一度の実家

ここのところ、毎月恒例となったかりんを連れての帰省。
思いがけず、前々日の怖い怖いの原因が…ココにも!
出窓にへばりついている虫を、厳重警戒中☆です。
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1匹は自力で捕獲したのですが、それで終わりにはならず
散々あちこち追いかけた後、落ち着けるバリケンに避難し
力尽きて爆睡してしまったのでした。
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さて、帰省する時に必ずお土産として買って帰るものが、生和菓子です。
母さん地方は、全国でも有数の『茶どころ・菓子どころ』ということもあって
じぃじ&ばぁばは、季節の生和菓子を楽しみにしてくれています。

かりんに向かって、「饅頭、食べるか?」と訊くじぃじの言葉に
「ダメ・ダメ~!」と、慌てて厳しくダメ出しをする母さん。
誰の側がナイス・ポジションなのかを、しっかり把握しているかりんです。

怖い怖い

我が家で時折見られる、かりんの挙動不審が始まりました。
やたら天井を気にし、何とも情けない腰の引けた格好で
落ち着かないふうに部屋をウロウロします。
挙句の果てには、いつもは決して入らないような机の下とか
納戸の隅っこに避難して、出てこようとしません。

「何も怖くないから出ておいで!」と、なだめすかして
何とか引っ張り出してみたものの、天井を凝視しています。
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こういう時は必ずと言ってよいくらい、小さな虫がいます。
最初は懸命に捕獲しようと頑張っているのですが
しばらくすると、急に弱気になり始めます。

小さな虫が怖い犬…かりんの他にもいるのかなぁ。

気になる種目

毎日、熱い戦いが繰り広げられているバンクーバー・オリンピック。
数ある競技の中で、かりんが気になって仕方のない種目があります。

それは、空高く鳥が飛んでいるかのように見える、スキージャンプ?
それとも、クルクルと連続回転する、フィギュアスケート?
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いえいえ…それは、カーリングなのです。
しかし、競技している姿が気になるわけではありません。
それを見ている母さんの、口から出る言葉が気になるのです。

「へぇ~、あの円を『ハウス』って言うんだ!」
「やった!『ハウス』に入った!!」
『ハウス』という単語が出る度に、「何で?」という表情でこちらを見ます。
カーリングは、かりんにとってちょっぴり紛らわしい種目のようです。