二度目の桜のトンネル

桜のトンネルに、私たちにも馴れていないかのんとお花見に行ったのが
昨年の4月初めで、すべてにおいて、お互いが手探り状態の頃でした。
そして、1年という月日が経ち、昨年とはまったく違った心持ちで
うちの子になってくれたかのんと一緒に、桜を見ることができました。

昨年は、始終だらりと垂れて情けない感じだった尻尾ですが
今年は、くるんと丸まったり少しほどけたりと、心の動きを表しています。

周囲が気になるのか、かりんのように座って撮影はできませんでしたが
春の陽射しの中で楽しそうにしているかのんを見ることができました。

かのんを迎えてから季節が一巡しました。
こうして、変わることなく季節が巡り、それを家族と共に感じる幸せを
改めて心に刻みたいと思います。

1回目の家族記念日

出会いは突然にやってきて、1年前の今日、あれよあれよという間にかのんを我が家に迎えました。
かりんを見送ってから6か月ほどしか経っておらず、再び新たな家族を迎えるなんてことは
具体的な形として頭の中に浮かんでいない頃でした。

最初に見せてもらったかのんの写真です。
後に超ビビリだとわかるわけですが、なかなか堂々とした佇まいで
そんなことこれっぽっちも感じさせない立ち姿でした。

かのんを迎えてからの日々、特に最初の3か月くらいまでは
あまりのビビリっぷりにどう対処してよいか途方に暮れることも多くて
一日一日がとてつもなく長く感じられました。
正直言って、かのんを迎えたことをちょっぴり後悔しそうな時もありました。

でも、「人と暮らす上での経験値が圧倒的に少ないから」との大先輩の言葉や
「1年もすれば」とのドクターの言葉を胸に日々を過ごしてきました。

そして今、まだまだビビリなところはたくさんあるけれど
私たち家族を信頼してくれるようになり、ずいぶん変わってきました。

犬との暮らしの素晴らしさを最初に教えてくれたのは、かりんでした。
そして、更なる味わい深さを教えてくれているのが、かのんです。
かりんかのんはそれぞれ別の犬ではあるけれど
私たちの中では、共に生き続けているひとつの存在なのかもしれません。

こちらへとまっすぐに向けられた迷いのない瞳を見ながら言いましょう。
かのん、うちの子になってくれてありがとう!!」

人文字

昨年の3月下旬に我が家に来てからというもの、輪っか出現 → 頭上絵→ カモメ眉
様々な変身ぶりを見せてくれたかのん
秋頃、やっとのことで落ち着き、現在に至っているのですが…。

ちょっと前から、頭の天辺に薄っすらと文字が浮かび上がってきました。
これはかのんの心の声なのか?

いやいや、あなたはどう見ても【犬】ですから~。

早咲きの河津桜

一週間前に前を通った時は、チラホラしか咲いていなかった河津桜も
先週の暖かさで一気に満開となりました。

本当は、青空をバックに濃いピンクの花を撮りたかったのですが
この日は花粉や黄砂の影響もあってか、残念ながらどんより~な空模様。
人混みを避けて早めに出掛けたので、人影も疎らでした。

かのんは初めての場所にテンション高めな感じでしたが
向こうにご同類の姿を見つけて、更に興奮気味になっちゃいました。
残念ながらお近づきになれそうな雰囲気ではなくて
じーっと見つめているかのんの姿が、ちょっとせつない…。

ソメイヨシノとは違い、ちんまりとした咲き方をする河津桜。
この濃いピンクの花を見ると、早春の訪れを感じます。
河津桜の存在を知ったのは、かりんと暮らすようになってからのこと。
毎年、楽しみにしながら出掛けるようになりました。

これから先は、かのんと一緒にに季節の移ろいを感じながら歩きます。
その繰り返される季節が、何度も何度も巡ってきますように!

城址近くの公園デビュー

港の公園デビューに引き続き、翌日は別の公園へ出掛けました。
城址近くにあり、あと2~3週間もすれば満開の桜が見事な公園です。

桜が開花するまでの今の季節は、梅の花が真っ盛り。
まぁるい花弁の可愛い花や、弾け損なったポップコーンみたいな小さな蕾が
細い枝にくっついている様は、可憐なかんざしのようです。

周りのものすべてが気になって仕方なく、じっとしていないかのん。
カメラを向ける母さんは、あっちこっち移動しながらの撮影でした。

公園内の池が気になったようで、恐る恐る覗き込もうとしています。
思いっきり引いた後脚が、かのんらしくて思わず「ププッ♪」

ここも、かりんを連れて何度となく訪れました。
今はかのんと歩いていますが、やはりかりんのことを思い出します。
でも、これからはかのんとの思い出も少しずつ加わっていきますから
もっともっと味わい深いものになっていくことでしょう。