ボールLOVE

兎にも角にも、ボールが大好きなかのん

真剣な眼差しで母さんを見ているのは、決してカメラ目線などではありません。
母さんが片手に持っている布製の笛入りボールに釘付けなのです。

ポーンと投げると、サッサと回収して腰を落ち着けます。

母さんが大好きなのは、前足でガシッ☆とボールを抱えようとする姿。

そして、どうやって遊ぼうかと思案しているかのように鼻先でツンツンする様子を見ていると
思わずちょっかいを出したくなっちゃいます。
ボールを投げたりして遊んで欲しいタイプのかのんは、それを期待しているのでしょうけど。

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さて、先月から今月にかけて、私の母のことでバタバタしておりました。
入所したグループホームにも少しずつ慣れてきたと思っていた矢先、まさかの手術入院。
10日ほどで退院しましたが、すっかり足腰が弱ってしまい自立歩行が困難になりました。
そして、手術してから1か月後の受診で、あろうことか再びの手術入院となってしまって
先日、やっとのことで退院してグループホームに戻りました。

認知症である母にとって、手術や入院など目まぐるしい環境の変化が及ぼす影響は大きく
退院した今も、日常生活のあらゆる事柄において以前と同じとはいかなくなってしまい
歩行するにも食事をするにも、多かれ少なかれ介助が必要になってしまったのでした。
それでも、私のことはわかってくれているようなので、それがせめてもの救いです。

可愛さそれぞれ

長座布団で心地良さそうに寝ている、どっしりとしたかのんの後ろ姿。

ふと、昨年買った手乗り柴犬の等身大が、そこにいるかのような錯覚に陥りそうでした。

前に回り込むと、後脚と前脚をコンパクトに畳んでうつらうつらしていました。
「ん?これはどこかで見たような…」

懐かしくって愛おしくってたまらないかりんの寝姿によく似ていて
かりんが降臨したのかと思ってしまいました。

かりん:3歳>


でも、かのんは脚が短いせいなのか、身体が硬いせいなのか
かりんみたいに鼻の先あたりまで、後脚が余裕でグィーッと届いていないし
毛色が焦げすぎているから、どうやってもかりんの優雅さには到底及びません。

と、散々こき下ろしておりますが、四肢の短さや身体の硬ささえも魅力になってしまうから
可愛と感じる基準というのはそれぞれで、きっと、それが良いのでしょうね。

撫で撫でのお誘い

長座布団で寝ているかのんの横に座り、本を読んでいた母さん。
その本が面白くって夢中になってページをめくっていたのですが
ふと視線を感じたので、下を向いてみると…。

アザラシみたいな顔をしたかのんが、仰向けで見上げておりました。
「うぷぷ、ヘンな顔!」

再び本に視線を戻し、続きを読み始めたのですが
何を思ったのか、母さんの横でクネクネし始めるかのんの姿が~。

「ほれほれ~、なでなでしたくなるでしょ♪」とばかりに
無防備なポンポンを見せられると、もう知らんぷりはできません。

こんなやり取りが毎日のように繰り広げられる我が家。
なんて平和で幸せな日々なのだろうと、しみじみ感じています。

ファンヒーターの番

寒くなったと思ったら、「ウソでしょ」ってくらい気温が上がったり。
暖房器具を出すタイミングをはかりかねていたのですが
やっとのことでファンヒーターの出番がやってきました。

昨冬、「あったかい~♪」とファンヒーターをすんなり受け入れたかのん
今シーズンも、その存在をしっかりと憶えていたようです。

心配になるくらい近くに陣取り、温風をブォンブォン浴びながらくつろいでいるけれど
そこそこ温まると、ちゃんと後方へ移動するので「よしよし」と思いながら見ています。

犬は寒くても平気なのではなく、私たち人間と同じく暖かい場所を心地良く感じるということを
室内で一緒に暮らしたからこそ気づけたと思っています。
まぁ…ちょっと過保護かもしれませんけど。

黄金色

今日のかのん地方、最高気温が22.0℃まで上がりました。
あと1週間ほどで師走になるというのに、上着いらずの一日でした。

午前中、部屋に射し込む日光を浴びて、思わずうとうとするかのん
今にも上瞼と下瞼がくっつきそう。

かりんなら、こんな日はベランダに出て日向ぼっこをしたり
窓際で外を眺めたりして過ごしたと思いますが、かのんは長座布団の上でくつろぎます。

冬の柔らかい陽射しを浴びて、ほわほわと黄金色に輝く柴犬の赤毛が大好きです。
かのんは、ちょっと焦げ気味の黄金色だけどね。