上り克服

昨年の夏、妹一家が泊まりに来てくれたことがきっかけで領域拡大となり
かのんの居場所は1階の和室から2階へと移動しました。

しかし、かのんは我が家の階段の上り下りができなかったので
散歩に出掛ける度に、抱っこして階段を上り下りすることになりました。
その頃のかのんは、抱っこすると身体をガチガチに緊張させていたので
非常に抱っこし難くて、実際の体重より重く感じました。

階段という難関を克服すべく、声を掛けたりお尻を押してみたりした結果
昨年の11月ごろ、やっとのことで自力で階段を上れるようになりました。
でも、自分で勝手にタッタカターと上ってしまうことはありません。

上がっても良いか母さんたちに確認するかのように
背中を押してもらい、気持ちを奮い立たせたいと思っているかのように
こちらの様子を窺いながら、気にしながら…です。

そして、回り階段の三角形の段板のところで、必ず一度止まります。
母さんたちも一緒に上がると、残りの階段を上がっていきます。
でも、一緒ではなく、階下で用事をしてから遅れて上ろうとすると
ここでずっと待っていたりします。

さて、階段の上りを克服したかのんですが、下りについてはサッパリです。
下りる時は抱っこしてもらうのが当たり前という感じで
身体に手を伸ばすと、フッ…とこちらの懐に身体を預けてくれます。

いつも転がるような速さで階段を下りていたかりんの姿を思い出し
かのんは抱っこでもいっか~」と思うのでした。