1年半ほど前から、かりんの後頭部にピョンと飛び出ている1本の毛。
『かりんのアンテナ』ということで、『かりんテナ』と名づけています。
何かと交信していそうで、只者ではない気がする『かりんテナ』。
いっとき、その存在を確認することができなくなってしまい
ガックリきていたのですが、どうやら抜けてはいなかったようで
再び姿を現していました。
是非とも確保しておきたいと思い、「そろそろ抜けるかな?」と
時折、優しく引っ張ってみます。
しかし、しっかりくっついており、まだまだ抜けそうにありません。
実家に帰った時、かりんをたんまり撫で撫でしてくれるばぁば。
『かりんテナ』が、抜けそうになっている毛に見えるらしく
ツンと引っ張ってみています。
そのたびに、「何すんの~」と言わんばかりに振り向くかりん。
「抜けそうに見えるけど、それはまだ生えてる毛だよ」と言うと
「あらっ、ごめんごめん」とかりんに謝っています。
しかしながら、ばぁばの頭の中には、今言ったことや聞いたことが
記憶としてほとんど残ることがありません。
ですから、次の瞬間には再び『かりんテナ』を引っ張っており
前述のやり取りが、無限ループのように続きます。
きっとまた、『かりんテナ』を引っ張られちゃうだろうから
「またか~」と思うかもしれないけれど、ばぁばにつき合ってあげてね。