エリザベスカラーの憂鬱も…

エリザベスカラーをくっつけて帰宅後、その日の夕方散歩は一歩たりとも進もうとせず
用足しもしないまま終了~となりました。
しかし、かのんが「この世の終わり?」と思い込んでいたのも、ほんの束の間でした。

大好きなボールをチラつかせると、エリザベスカラーの存在を忘れてしまったかのように
目をキラキラ☆させて、いつも通り遊び始めました。
変なモノがくっついていても、普通に動いたり歩いたりできるとわかったようです。

テニスボールを咥え、ご機嫌さんで散歩するかのん
憂鬱な存在であるエリザベスカラーよりも、大好きなボールに軍配が上がったようです。
大好きなモノがあるって最強!

ブラシで遊ぶ

ブラシを見たら怖がるかもしれないと少しばかり心配していたのですが
かのん
はブラッシングが嫌いじゃなさそうで、おとなしくしてくれています。

ただ、ブラシが気になるようで、「ほら!」と目の前に置いたら…この通り。
瞬時にオモチャと化してしまいました。

お子ちゃまチックな遊び方が可愛くてたまら~ん♪

小さな雄叫び

ワクワクで気持ちが高ぶった時、かりんは雄叫びのような声を上げることがありました。
お散歩日和なお天気の日、「さぁ出掛けるよ~!」と言いながら玄関に集合した時や
そして、大好きな土手に向かって車を走らせている時など。

凄~くノリノリな時は、ビックリするくらい大きな声になりました。
それが、まるで「かぁさん!」と言っているかのように聴こえたので
かりん、『かぁさん!』って言って」と、よくリクエストしたものでした。
でも、録画しようと構えた時に限って、はかったように不発に終わってしまうのです。

やっと撮れた動画は、ワクワク度が足りなくて「かぁさん!」とは言いきれておらず
ただの小さな雄叫びで終わってしまいました。

でも、私の声を真似ようとするかのような、かりんの「わぁあん!」という雄叫びは
しっかりとハッキリと耳に残っています。
かりん12歳の頃です。

おしりキレイキレイ

先日、膀胱炎と診断されたかりんですが、処方された薬を2週間服用し
今ではすっかり良くなりました。

しかし、シニアになるとどうしても身体の抵抗力が落ちてきますし
四六時中オムツをしているため、お尻周りが不潔になりがちなので
再発してしまう可能性は少なくなさそうです。

お尻周りを清潔に保つには洗うのが一番なのですが
今のかりんの状態では、なかなか難しいというのが実のところです。

そこでドクターに勧められたのが、【おしりまわり洗浄液】。
原液を専用のボトルにワンプッシュし、ぬるま湯で薄めて使うタイプで
何と言っても便利なのが、洗い流し不要であることです。
保湿成分が入っているので皮膚や被毛に優しく、控えめな石鹸の香りがします。

専用ボトルの口には、直径1ミリほどの穴が一列に5つ並んでおり
柔らかめな素材でできたボトルの側面を押すと、そこから薄めた洗浄液が出ます。
トイレシートの上でお尻を洗い流した後、水分をきれいに拭き取ってお終いです。

殺菌効果はありませんが汚れ落ちが良く、どうしても臭くなってしまいがちだったお尻周りが
洗浄液の良い香りに包まれるようになりました。

できるだけ快適に健康に過ごせるよう、かりんの介護用品がまたひとつ増えました。
我が家では、「使って良かった介護用品」の上位にランク入りしそうです。

お愚図りワン【音量注意!】

そう言えば、かりんが愚図って(吠えて)いる動画をアップしたことがありませんでした。
ただただ、やかましいだけですが、今のかりんはこんな感じです。

これは、音量基準の愚図りとしては…5段階のうちのレベル3くらい。
これくらいのところで、なだめたり体勢を変えたりして治まればラッキーなのですが
そうはならず、一旦レベル5まで到達してしまうと、もう何をしてもダメです。
鳴き疲れるまで放っておくしかなく、2時間くらい延々と鳴き続けることがあります。

そんな時のかりんは哀しいかな、【似て非なるもの】と化してしまいます。
そこにかりんはおらず、まるで何かが憑依してしまったような、そんな感じさえするのです。

かりんの意識がかりんの身体に留まっていられるように、母さんは耳元で名前を呼び続けます。