撫で撫でのお誘い

長座布団で寝ているかのんの横に座り、本を読んでいた母さん。
その本が面白くって夢中になってページをめくっていたのですが
ふと視線を感じたので、下を向いてみると…。

アザラシみたいな顔をしたかのんが、仰向けで見上げておりました。
「うぷぷ、ヘンな顔!」

再び本に視線を戻し、続きを読み始めたのですが
何を思ったのか、母さんの横でクネクネし始めるかのんの姿が~。

「ほれほれ~、なでなでしたくなるでしょ♪」とばかりに
無防備なポンポンを見せられると、もう知らんぷりはできません。

こんなやり取りが毎日のように繰り広げられる我が家。
なんて平和で幸せな日々なのだろうと、しみじみ感じています。

ファンヒーターの番

寒くなったと思ったら、「ウソでしょ」ってくらい気温が上がったり。
暖房器具を出すタイミングをはかりかねていたのですが
やっとのことでファンヒーターの出番がやってきました。

昨冬、「あったかい~♪」とファンヒーターをすんなり受け入れたかのん
今シーズンも、その存在をしっかりと憶えていたようです。

心配になるくらい近くに陣取り、温風をブォンブォン浴びながらくつろいでいるけれど
そこそこ温まると、ちゃんと後方へ移動するので「よしよし」と思いながら見ています。

犬は寒くても平気なのではなく、私たち人間と同じく暖かい場所を心地良く感じるということを
室内で一緒に暮らしたからこそ気づけたと思っています。
まぁ…ちょっと過保護かもしれませんけど。

黄金色

今日のかのん地方、最高気温が22.0℃まで上がりました。
あと1週間ほどで師走になるというのに、上着いらずの一日でした。

午前中、部屋に射し込む日光を浴びて、思わずうとうとするかのん
今にも上瞼と下瞼がくっつきそう。

かりんなら、こんな日はベランダに出て日向ぼっこをしたり
窓際で外を眺めたりして過ごしたと思いますが、かのんは長座布団の上でくつろぎます。

冬の柔らかい陽射しを浴びて、ほわほわと黄金色に輝く柴犬の赤毛が大好きです。
かのんは、ちょっと焦げ気味の黄金色だけどね。

あれから2年

かりんが旅立ってから2年が経ちました。
たった1年の違いではありますが、昨年の11月5日と今年の11月5日とでは
かりんを思い出す時の気持ちが明らかに違う気がしています。

旅立ってからしばらくは、母さんが思い出すのは寝たきり状態のかりんばかり。
元気だった頃のかりんは、介護状態のかりんで上書きされてしまったような感じでした。
その後、かのんを迎えてからは、目の前にいるかのんとの時間は少しずつ進みつつありましたが
やはり…かりんの思い出は介護のことが多くを占めていました。

しかし、今春あたりから、ふと思い出すかりんの姿が
変わってきたような、そんな気がしています。

今はかのんの行動や仕草を見て、「かりんは○○だったなぁ」
と、懐かしく思い出すことが多くなりました。
そして、そこには元気だった頃のかりんがいます。

かりん:13歳>

また、昨年の今頃は、かりんの記憶が薄らぎつつあるようで
焦りと申し訳なさとを感じていましたが、今はもう違います。
だって、元気だった頃のかりんをちゃんと思い出せるから。

かりん:14歳>

愛しのかりん♪
やっぱりあなたは、母さんにとって超絶可愛いワンです。
そして、今そばにいてくれるかのんにも感謝!