求める心

昨日、毎月恒例となっている犬猫の譲渡会が開催され
犬2匹、猫4匹が新しいご家族のもとへ旅立ちました。
譲渡会には、犬好き・猫好きな子供たちが集まってきます。
少し離れた場所にちょっぴり遠慮がちにたたずみながら
目はしっかり仔犬に釘付けになっている女の子がいました。
「犬…触ってみる?」と尋ねると、恥ずかしそうに頭を縦に振り
仔犬の小さな身体を優しく撫で始めました。
同伴のお母さんのお話によると、犬が好きでたまらないけれど
お祖父ちゃんが反対していて飼えないのだそうです。
しかし、一生懸命にお祖父ちゃんを説得中とのことでした。
そして、犬と暮らすために少しずつ貯金をしているそうです。
「お祖父ちゃんが、『いいよ!』って言ってくれるといいねっ」
そう言葉を掛けると、更にその意志を固めたかのように
口元をキュッと引き締めながら頷きました。
この子が大好きな犬を連れて、嬉しそうに散歩する姿を
近い将来、きっと見ることができるに違いありません。
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こんなにも強く求め、欲している子供たちがいる一方で
自分の身勝手で簡単に手放してしまう大人たちがいます。
そんな現実を目の当たりにすると
恥ずかしさと遣る瀬ない気持ちで胸がいっぱいになります。
初めて迎え入れたその時の喜び・嬉しさを忘れずにいれば
決して不幸な結末が訪れることはないと信じています。

求める心」への18件のフィードバック

  • 2007年11月12日 12:05 AM
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    子供の頃の叶わぬ思いがいつか実現できる時
    それはそれはそのお嬢ちゃん 
    どんなにワンちゃんを可愛がるか目に浮かびます。。私もそうだったなぁ~。。。
    それにしてもhakoさん!
    小さいお子さんとお話しするのが上手です☆
    お嬢ちゃん ワンコを撫でたぬくもりは忘れないでしょうね(*^_^*)
    そんな見逃してしまいそうな心遣いの出来る
    hakoさんはステキです♡

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  • 2007年11月12日 12:16 AM
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    もこぴーさん へ
    「ペットというよりは家族が増えたよう」
    もこぴーさんのこの言葉は、正にその通りだと思います。
    逆に言えば、犬を飼うということは家族が増えるということ。
    手間はかかるし大変なことも多いけれど
    それだからこそ感じられる幸せも多いよねっ。
    飼いたくても飼えない時期を過ごされたからこそ
    その分…今、もこちゃんを愛しんでるのでしょうね。

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  • 2007年11月12日 12:23 AM
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    hakoさん・・素敵な日記でした(感動)ちゃんと見てるとこは見てるhakoさん・・。私もこの子には感動しました。最後の言葉「初めて迎え入れたその時の喜び・嬉しさを忘れずにいれば決して不幸な結果が訪れる事はないと信じています」いい言葉です。映像も感動です。何故・・?そんな大人が多過ぎますよね。

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  • 2007年11月12日 12:46 AM
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    純粋に子犬を、愛おしいと思える
    その女の子は..とても素敵な大人になる事だと思います
    お爺様が、反対されてるとの事。
    いろいろ事情はあると思いますが、かわいい孫に
    説得される時も、近いのでは(^^)
    hakoさんの、文を読んでいると
    其の女の子の、キラキラした目が見える様です♡
    そして、お休みの時間を使って活躍(^^)
    されてるhakoさん.お疲れさま♪

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  • 2007年11月12日 4:08 AM
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    本当にhakoさんの言うとおりです。
    頑張っておじいちゃんを説得して
    可愛がってくれる日がくるのを
    待ちたいですね。
    みんながこんなに強い気持ちで
    いてくれたら、譲渡会なんて
    いらないのにね。

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  • 2007年11月12日 4:25 AM
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    この子の「犬を飼いたい」という気持ちや想いを
    大事に育んであげれたら。。って思います。
    どうか願いが叶いますように・・・。
    初めて仔犬を抱いたときの あの気持ちを
    忘れることなく、いつまでも持つ続けて
    尊い命を、その存在を 大切にして欲しい
    ですよね。。新しい家族に迎え入れられた
    犬2匹 猫4匹ちゃんの幸せを祈ってます。

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  • 2007年11月12日 6:21 AM
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    みな象さん へ
    そう…子供の頃の私も、家族に強硬に反対されていたので
    犬を飼うことは、夢のまた夢でした。
    只、私とこの子の違いは、頑張って説得しているということ。
    私はどうせ無理だと諦めていましたから。
    さて、この女の子はシャイでなかなか喋ってくれなくて
    お母さんがいろいろと教えてくれたのですよ~。(苦笑)
    子供の気持ちは、本当に大切にしてあげたいものです。

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  • 2007年11月12日 6:30 AM
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    momomamaさん へ
    自分からどんどん触ったり、話したりする子は良いのですが
    そうじゃない子は、とても気になってしまいます。
    なるべく沢山の子供や大人に
    この小さな温かい命を感じてもらいたいですものね。
    望んで手にした命なのですから、その時の気持ちを思い出せば
    哀しく辛い仕打ちはできないと思います。
    しかし…人それぞれのギャップに驚かされることばかりです。(苦笑)

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  • 2007年11月12日 6:40 AM
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    万母さん へ
    仔犬を膝に抱きながら、凛と前を見据えたその表情に
    この子の強い意志のようなものを感じました。
    反対しているお祖父ちゃんにも、熱意と根気が伝わると思います。
    「お祖父ちゃんが『いいよ』って言ってくれた!」
    そう言って譲渡会に来てくれる日を心待ちにしています。
    心がホッとするような事例があるかと思えば
    信じられないような事例もあったりして
    考えさせられること、思うことが後から後から出てきます。

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  • 2007年11月12日 6:50 AM
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    エメラルドさん へ
    私も子供の頃、この子と似たような環境にあったのですが
    大人を説得する勇気がなくて、諦めておりました。
    でも、この子は一生懸命に説得しているということを聞き
    想いは本物なのだと嬉しくなりました。
    そう…みんなが、この子のような気持ちの持ち主だったら
    何の苦労も心配もないのですが。(苦笑)

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  • 2007年11月12日 7:01 AM
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    れんママさん へ
    子供の気持ちは大切にしてあげたいですよね。
    もしもそれが叶わぬことであったとしても
    その想いは、真剣に受け止めてあげなくてはと思います。
    ちょっとばかり思い詰めたような表情をしていましたが
    この子の笑顔が見たいと、つくづく思いました。
    譲渡会には様々な方が来られますが
    犬猫を通して、人間というものが見えてくる気がしました。

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  • 2007年11月12日 7:44 AM
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    こんにちは。
    ↓のかりんちゃんのお洋服、と〜ってもかわいいですね〜
    袖ぐりも大きくて、とっても動きやすそう☆
    かわいい〜〜〜♪
    今日の日記の女の子。。。
    わんちゃんと一緒に暮らせる日が,早く来ると良いですね〜
    でも、おじいちゃんも、始めはしぶしぶOKしていたとしても、
    わんちゃんの愛らしさにすぐにKOされちゃうかもしれませんよねっ。

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  • 2007年11月12日 8:31 AM
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    hakoさんとお仲間の皆様の活動、毎度頭が下がります。私もhakoさんとかりんちゃんのおかげで、里親とはどういう事なのかがわかるようになりました。今では毎日のように里親募集のHPをのぞいてるんです。hakoさんのご近所に住んでれば譲渡会に参加できるのになぁ…。

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  • 2007年11月12日 8:47 AM
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    めり姉さん へ
    かりんが着ている洋服の大半は、柴犬専用のブランドで
    活動的な柴犬にフィットするようなデザインになっています。
    大きく取られた袖ぐりは、とっても楽そうですよ~。
    さて、めり姉さんがおっしゃるように、実際に仔犬を目の前にしたら
    お祖父ちゃんも顔がほころんでしまうかもしれません。
    最初は渋っていた方が、一転して犬好きになるケースって
    結構あるのですよねっ。(笑)
    女の子の願いが叶えられることを祈っています。

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  • 2007年11月12日 9:04 AM
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    pankoさん へ
    私は、一時預かりなど実際の生体に関わるお手伝いはできないため
    こうして譲渡会などのお手伝いをしています。
    でも、実際に保護をしておられる方々は…本当に凄いです。
    pankoさんが関心を持ってくださったこと、本当に嬉しく思います。
    ご近所さんなら、是非とも参加していただきたいです!
    お近くにも、こういった活動をしている団体があろうかと思います。
    機会があれば、譲渡会を覗いてみられるのも良いかもしれませんね。
    さて、「飼い主さんになってもらう=里親さんになってもらう」
    里親という表現がかなり一般的になっているようですが
    この表現にも賛否両論あるみたいです。(苦笑)

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  • 2007年11月12日 9:46 AM
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    私もずっと犬を飼いたくてしょうがなかったけどおかんが犬嫌い、それに家も狭かったんでもこを飼うまでは金魚とかハムスターしか飼ったことなかったです。
    もこを飼ってみて犬を飼うのは金魚やハムスターを飼うのとは全然ちがうことがわかりました。
    手間のかかること!ペットというよりは家族が増えたようです。でも喜びも大きいです。犬を迎えたらみんなそんな気持ちになるんじゃないんかなあ?自分で保健所に持ち込むなんて本当に信じられません!その女の子も早く犬と暮らせるようになるといいですねー^^

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  • 2007年11月12日 3:14 PM
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    たしかに、人間はみな、小さな命と出会った時の、
    子供のように真っ直ぐなときめきと、強い決意を忘れずに、
    一生を添い遂げるべきですよね。
    おじいさんの気持ちと、反対の理由も聞いてみたいです。
    もしかすると、納得できる理由があるのかもしれないですしね。
    写真、素敵ですね。
    かりんちゃんとhakoさんですか?

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  • 2007年11月13日 2:23 AM
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    あずままさん へ
    その子に会った時のことを思い、一緒に暮らした時間を思えば
    そう簡単には手放せないと思うのですが
    哀しいかな、その意識は人によってかなり違うようです。(苦笑)
    この女の子には、是非とも犬と暮らして欲しいと思いますが
    おっしゃるように反対する方にも、それなりの理由はあるでしょうし
    じっくりと話し合って納得のいく結果が出れば良いですね。
    そう、この写真…かりんと私です。
    影って脚が長く映るからイイですよねっ。(笑)

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