かのん地方のソメイヨシノは満開を過ぎ、ほぼ葉桜になってしまいました。
それでも、いくつか残っている花は、吹き抜ける風に乗ってひゅっと遠くへ飛んでいったり
はらはらと舞い落ちたりしています。
週末、山手に向かった隣市にある公園に出掛けました。
ここも何度となくかりんと訪れた場所。
ソメイヨシノが植えられている、本当に小ぢんまりとした公園で
桜祭りの名残のぼんぼりが、そのままになっていました。
桜の花びらの絨毯は、かなり色あせてしまっていたのですが
それを補って余りあるかのんの笑顔です。
さて、この公園の近辺に、かのんが生まれ育った犬舎があります。
ふと思い立ち犬舎の近くまで行き、道沿いに車を停めて車中から見たら
3頭の柴犬がこちらをじっと見つめていました。
その姿を見ながら、「2年ほど前までは、かのんはここにいたんだ」と
かのんを迎えに行った時を思い出し、感慨深い思いに浸りました。
当のかのんは車の中にいたせいか、懐かしの場所にも気づいていない様子。
何らかの反応を期待した反面、忘れているくらいが良いとも思いました。
「いまがイチバン!」って、思ってくれていると信じたい。