ALP(アルカリフォスファターゼ)上昇と持続的高脂血症などがあり
食欲の亢進があること、並びに右副腎の片側性腫大が見られることから
先日の高齢健診 -2020年-で、クッシング症候群が疑われると言われました。
その確定のため、【ACTH刺激試験】(コルチゾール〈副腎皮質刺激ホルモン〉を注射し
注射前と注射1時間後の血液中コルチゾール値の変化値を測定)をしました。
注射して上昇した血液中コルチゾール値は、普通であれば注射後に正常値となるのですが
かりんの場合は正常値まで下がらず、やはり…クッシング症候群と診断されました。
クッシング症候群とは、副腎皮質ホルモンが必要以上に分泌される病気で
代謝の変化、免疫力の低下、筋力の低下などのさまざまな症状を引き起こします。
かりんに出ている症状には、以下のようなものがありました。
1. 水を飲む量が多く、尿の量と回数が多いこと。(慢性腎臓病の症状と重なりますが)
2. 筋肉が減って足腰が弱ってくること。
3. それほど暑くもないのに、ハァハァと息が荒くなること。
4. 食事を異常に欲しがること。(実際には異常とまではいきませんが)
この4つの中で、「そうだったのか」と納得すると同時にガックリきたのが4番目。
最近のかりんは食欲が出てきていたので、「よしよし」と喜んでいたのですが
どうやらこれも、クッシング症候群の症状のひとつだったようです。
すぐに悪化するという病態ではないものの
この他にも、肝機能障害・腎機能障害・血栓形成など症状は多岐に渡り
ゆっくりとではあるものの確実に進行していくそうです。
そこで、飲み薬によって副腎から出されるホルモンの機能を抑制する
内科療法が始まりました。
とりあえず2週間服用し、再度【ACTH刺激試験】をします。
そして、結果によって薬の量を調整することになるかもしれませんが
これから先、この薬を飲み続けることになると思います。
「よっしゃ、一病息災で頑張っていこう」と思っていたところなのに
図らずも「二病息災で頑張らなきゃ」になっちゃいました。
でも、これまでどおり、とことん前向きは変わりません。
慢性腎臓病とクッシング症候群…両方と上手くつき合っていきますよ!