初めて出逢った頃の、ふわふわなぬいぐるみのような仔犬のかりん。
身体はほぼオトナになったものの、まだまだ悪戯三昧だった1歳のかりん。
母さんを悩ませた悪戯も陰を潜め、かなり落ち着いてきた2歳のかりん。
「一番可愛いかったと思うのは、いつですか?」と訊かれたならば
母さんは迷うことなくキッパリと答えることでしょう。
「今です!」…と。
そしてそれは、1ヶ月後も1年後も、10年後も変わらないという確信があります。
母さんの年齢を追い越してしまい、ヨボヨボのおばあちゃんになったとしても
きっと、母さんにとってはその時のかりんが一番可愛く、愛しく思えるのでしょう。
これから先、何年もの長い時を一緒に過しながら
お互いを想う気持ちは無限に膨らみ続けるのかもしれません。
耳
家にやって来た時のかりんは4ヶ月足らずということもあって
仔犬特有のほわほわ&ぽってりとした、何とも触り心地の良い耳でした。
以前、実家にいた柴犬たちは、3~4ヶ月の頃の厚みのあった耳が
オトナになると薄くなり、ほわほわ感が減ってしまったという記憶があったので
かりんのこの愛らしい耳も、感触が変わるのだろうと覚悟していました。
しかし、その感触には、殆どと言って良いくらい際立った変化はなく
今でもかりんの耳は、ほわほわ&ぽってりです。
この耳…母さんは「はむっ☆」としてしまいたいくらい大好きで
指でそっと撫でたり摘まんだりして、感触を味わっています。
これからも、このまんまの、ほわほわな耳でいて欲しいなぁ~。
少しずつ
かりんの社会勉強も、2週が終わりました。
昨日は激しい雨のためお休みとなったので、7回の通園が終わりました。
お休みの日の朝も、家の前を通る車のエンジン音にピクピクと耳をそばだて
訓練士さんの姿が現れるのを、今か今かと待っています。
「今日はお休みだから、先生は来られないよ」という母さんの言葉も
行く気満々のかりんには聞こえないようです。
最初は訓練士さんの小脇にヒョイと抱えられ車に乗せられていたかりんでしたが
先日は、お迎えの車へと自分からスタスタと小走りで向かいました。
「あらっ」…訓練士さんと母さんは、思わず顔を見合わせて笑っちゃいました。
脇目もふらず、後ろも振り返らず車に乗り込む姿に一抹の寂しさを感じながらも
ちょっぴり頼もしく、嬉しく思えたのでした。
かりんの中で、少しずつ少しずつ変化が起き始めているのかもしれません。
今日は小雨の降る休日となっています。
平日、刺激的な時間を思う存分過しているかりんは、ちょっぴり退屈そうです。
雨の止み間を縫って、スペシャル・バージョンの散歩に出掛けようかな?
ほんわか
ゴロ~ンと気持ち良さそうに横になっているかりんを見ると
ついつい、顔を近づけて頭のニオイをクンクンしてみたり
「ねぇねぇ~」と、ちょっかいを出したくなってしまう母さん。
そんな母さんに、ちょっとだけ迷惑そうな素振りを見せながらも
「仕方ないなぁ…」って、つき合ってくれているようです。
何も特別なことがなくても、こうしてかりんを見ているだけで
心の底から、温かさがほんわか湧いてくるような気がします。
「母さんの顔を見てたら、眠たくなっちゃった」