動くハウス

車の中でなら、いくらでも待っていられそうなかりん
長い時では、3時間近くになったこともありましたが
文句も言わず暴れもせず、ひたすら待っていてくれます。
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『動かない大きなハウス』そして『動く小さなハウス』
母さんは必ず、かりんの待つハウスに帰ってきます。
そこで、ずっと独りぼっちになることはありません。
だからこそ…安心して待っていられるのかもしれません。

かりんの見つめる先には、散歩中のご同類。
じっと見つめながら、ピィピィと可愛げな鼻声を出しています。

「挨拶したいの?遊びたいの?」と、油断して近づけると
ちょっとクンクンしただけで、ガゥガゥしてしまったり
そそくさと立ち去ろうとすることも少なくありません。
そして、ごくごく希に、遊びに誘おうとすることも。
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その判断基準…一体何なのかしら?
人間の言葉が話せたら、『訊いてみたいこと☆ナンバー1』
一緒に過ごす時間がどんどん積み重なってきても
こればっかりは、母さんにとって大いなる謎です。

アイツだ…

じぃ~っと天井を見つめる、ちょっと不安げな瞳。
せわしなく部屋をウロウロし、物言いたげにこちらを見て
再び、視線は天井へと戻ります。
その視線を辿ってみると、小さな羽虫がとまっていました。
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この、かりんの一連の仕草は、「虫をやっつけて!」の訴え。
はいはいっ、母さんがやっつけてあげましょう。

見事やっつけた後、「ほら、捕ったよ」と証拠を見せておきます。
そうしないと、いつまで経っても虫を気にして挙動不審になる
困ったちゃん…です。

語らい

サッサと散歩を終えて帰りたくなるような寒さも一段落し
玄関前に座り、少しだけのんびりする余裕が出てきました。
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母さんが玄関前に腰掛けると、そこが指定席であるかのように
決まって、隣にチョコンと座ります。
そして、「撫でてくださいな~♪」の催促の、前足チョンチョン。
かりんと母さんの、静かな語らいのひとときです。

フカフカは?

天気予報どおり、2月に入ってから寒さが少しずつ緩んできました。

顔を見せてくれたお日さまに、思わず「お久し振り~!」と挨拶しながら
これまた久し振りに、ちょっとだけ掛布団を干しました。
そうそう、いつもかりんが埋もれている、あのフカフカの羽根布団です。karin_11_25.jpg
いつものようにベッドに上がったけれど、「あれ?いつものフカフカが…ない」
しばらくクルクル回っていたものの、やっとこさ~腰を落ち着けました。
しかし、いつもと違う感触に、ちょっと不満そうな面持ちのかりんでした。