かりん工房

かりんのご飯は、ほんのたま～に缶詰を混ぜることがありますが
カリカリフードが基本です。

時折（朝ごはん限定ですが）、積極的には食べたくない素振りを見せますが
文句も言わず、同じご飯を食べてくれています。

カリカリフードだから、器の縁にくっつくことはないにも関わらず
それはそれは丁寧に、いや…名残惜しそうにペロペロしてくれています。
このごはん食器は、かりんを迎えるにあたって慌てて買ったもので
凶器になりそうなくらい重たく、そう簡単には壊れそうにない代物です。
いつか気に入ったものを買おうと思っていたのに、あまりにも長く使い過ぎて
もう、今の生活には欠かせないものになってしまいました。
そうそう、この食事台も同じく、とりあえず買ったものでした。
100均で見つけた、鉢植えを置くための台だったっけ～。

きっとずっと、このまま使い続けることになるのだと思います。
だって、思い出が詰まり過ぎているものね。

この時期、布団を干せるような天気に恵まれることは滅多にないので
布団乾燥機が稼働することになります。
温風でホッカホカ＆モッフモフになった羽毛布団を広げていたら
「ワタシの指定席？」と思ったのか、すっかりくつろいでおりました。

いつもの『人生バラ色♪布団』ではなくて『小さなバラ色いっぱい♪布団』。
知ってか知らずか…かりんの頭の中は既にバラ色だらけのようです。

母さんがお休みの日。
当然の如く、スペシャル散歩に連れて行ってもらえると思っていたかりん。
「ちょっと留守番しててね！」と言ったら、ケージの中に入っちゃいました。

実は、以前は留守番させる時にはケージに入れていたのですが
ある程度オトナになり悪戯しなくなってからは、フリーで待たせるようになりました。
ですから、現在、このケージは置いてあるだけになっています。

それなのに、時々…これ見よがしにケージに入ります。
このパフォーマンスに、後ろ髪をグイグイ引かれてしまう母さん。
「つまんない～」というかりんの無言の訴えとしか思えないのでした。

昨年末、妹家族が我が家へ泊まった翌日。
テーブルを囲みながらの朝食時、かりんが張りつくのは、勿論…甥っ子。

甥っ子から特別に、ちょこっとだけパンくずをもらいました。
しかし、これだけでは何となく物足りない気がするようで…。

テーブルの上に散らかっているパンくずにロックオン☆

そしてお次は、甥っ子が手にするお皿にも～。
じっと見つめていれば、パンくずを落っことしてくれそうな予感がするのか
始終、熱い視線を送っておりました。

普段は静かな我が家がパーッと明るくなり、楽しい会話が溢れる時間。
我が家にみんなが集合すると、かりん自身に気持ちの余裕があるからなのか
くつろぎつつも嬉しそうな様子でした。
さて、妹家族が来宅した日の夜、長時間の運転でお疲れの義弟は一足先に就寝。
「あれ？かりんがいない」と思ったら、義弟の布団の足元あたりで
添い寝でもしているかのように、丸まって眠っておりましたとさ。

あけましておめでとうございます！

今年も一日一日、幸せを感じながら過ごすことができますように。

「ねぇ、母さん。幸せはコッチからやってくるの？」

「それとも、コッチ？」

「もしかして…上から降ってきたりして？」
いえいえ、幸せはやってくるのではなく、いつもココにあると思いますよ。

かりんと母さんの、何気な～い小さな小さな幸せ探し。
本年も、おつき合いいただけたら幸いです。