いつも、弾むように軽やかに歩いていたかりんの後脚の運びが
少し重たく感じられるようになってきたのが、今年に入ったあたり。
車の後部座席に跳び上がることができなくなったり
大好きなくつろぎ場所だったソファーに上がるのも大変になり…。
そして、力が入りにくくなった後脚を庇っていたせいなのか
今月の初めあたりから、急に前脚も弱ってきました。
そんな状態なので、散歩中に前脚の先がカクンと折れてしまい
前のめりに転んでしまうことも、しょっちゅうでした。
ですから、常に少し上へ引っ張りながら散歩しなければならず
今まで使っていたハーネスでは、身体を支えきれなくなりました。
そこで、とりあえず、前脚の歩行補助用ハーネスを購入。
左右それぞれの脚の、付け根あたりを支えるように伸びた紐が
バッグの持ち手のように身体を支えます。
かりんがつまづきそうになったり、段差があったりすると
この持ち手をヒョイと引っ張ってサポートします。
介助される側のかりんは、「まだまだあるけるよ~」と満足。
介助する側の母さんも、「うんうん、そこそこ歩けてる~」と満足。
今までに比べると格段に楽に散歩できるようになりました。
かりんの『ばあワン♪ライフ』を快適に過ごすためのグッズは
これからどんどん増えていきそうです。
日記
いとしの ばあワン
かりんです。
さいきん、なんだかカラダがうまくうごかなくて
「おっかしいなぁ~」っておもっています。
アシにチカラがはいらなくて、ヨタヨタ…ユラユラ~。
『よっぱらいの おっさん』みたいにフラフラあるいています。
だから、カイダンはのぼれなくなっちゃった。
それからね。
ボーッとつったってたり、ひたすらグルグルあるいたりします。
ワタシをジーッとカンサツしていたドクターにいわれたけど
ちょっとずつボケはじめてるみたいです。
リッパな『おばあちゃんワンコ』…『ばあワン』になったワタシ。
まったりな『ばあワン』ライフのはじまりです。
できないことより できること
立ち姿にも変化が見られ、脚力が弱ってきていたかりん。
☆14歳の誕生日☆を迎えて以降、その衰えは前足にも出始め
1か月前とは別犬のような状態になってしまいました。
しかし、散歩には行きたがるので、それがせめてもの救いです。
車の後部座席にヒョイと跳び上がることができなくなった。
家の中の階段を上り下りすることができなくなった。
散歩中に躓くことが多くなってしまった。
できなくなったことを数えて、いちいちガックリするのはやめよう。
…と思うけれど、ふと溜息をついている自分に気づく毎日。
加齢によるものだと、頭では充分わかっているつもりだけど
それを認めたくない気持ちが勝るのかもしれません。
・自分の口で食事がとれる。
・自分の足で立って歩ける。
・自分の意志で排泄ができる。
ドクターが言われる『3つの大事なこと』は、まだできています。
できなくなったことじゃなく、まだできることに目を向けよう!
お澄ましハロウィン
帽子をのっけられたり、マントを着せられたりと
かりんにとっては、迷惑でしかなかった今までのハロウィン。
今年は、母さんが何も考えていなかったので難を逃れることができ
記念撮影のみとなりました。
いつものハーブ園の室内にしつらえられた、ハロウィンコーナー。
被ったり着たりしなくても良いので、余裕のお澄まし顔です。
でも、やっぱり…頭にのっけたり着せたりした~い!
ちょっと不満
ここ1週間は曇りや雨の日が続き、かりんの散歩も必要最小限。
今日は久しぶりに、青空の覗く気持ちの良いお天気になったので
「行く気満々!」な様子に応え、車で近場散歩に出掛けました。
山々はまだ紅葉していませんが、公園の桜の色づいた葉っぱが
風が吹くたびに、ひらひらと舞い踊っていました。
公園内を20分ほど歩いた後、そろそろ帰ろうと駐車場へ向かうと
まだ歩き足らないとばかりに、ちょっと不満顔。
そんな顔を見ていたら、時には100パーセントかりんにつき合って
ゆるゆる散歩を楽しもう!とも思いました。