不思議ちゃん

かのんが我が家の一員となってから、もう少しで2か月。
いろいろな意味での濃密な時間を過ごしているせいか、「まだ2か月?」と思ってしまいます。
そして、2か月も経てば私たちにも環境にも、ほぼほぼ慣れてくれると思っていました。

甘えん坊さんな姿や、ブラシで遊ぶ様子を目の当たりにすると
もう、しっかり私たちを認識し安心しているのだろうと思いそうになりますが
実は、そう簡単なことでもないのでした。

夕方、私が仕事から帰ってきても、尻尾を振ってくれるどころか
嬉しそうなリアクションはまったくなく、「どちらさん?」という感じで
やや不審そうな面持ちで見られます。

また、大抵は普通に散歩できるのですが、時として急に振り返って
「なんで私を追ってくるの?」とばかりにリードを持つ私たちに怯えて
思いっきり腰が引けた状態で逃げようとします。

「えぇ~っ、あれだけ甘えてくれてたのに忘れちゃったの?」と
ツッコミを入れたくなるような、はたまた泣きたくなるような反応です。

普通は、経験や記憶などは蓄積されていくものだと思いますが
大丈夫だったことが大丈夫でなくなったり、またその逆もあったりと
かのんの場合、ある瞬間リセットされるような感じです。
それでも、すべてにおいてリセットされるというわけではなく
かのんという名前の他にも、覚えたことはいくつもあります。

しかし、人(家族としての)を認識するのが苦手なのか
どうかすると、「誰だっけ?」と、日々振り出しに戻ってしまいます。
それでも、振り出しから次に進むマス数は、少しずつ増えている気はしています。

そんな【不思議ちゃん】のかのん
戸惑ってしまうことも多々あるけれど、面白くってツッコミどころ満載。
どんなにシラッとした塩対応をされても、甘えん坊さんな神対応の時もあるし
私は決してメゲませんよ~。

水は怖くない?

先日、隣市にある川辺の公園へ出掛けました。
ここは、何度もかりん冷え冷え堪能をした川があります。

たぶん、かのんは水が怖くて川辺には近づかないだろうと予測しましたが
興味津々で、どんどん川辺に近づいていきます。

何をするかと思いきや、川面に向かって「おいで、おいで~♪」
どうやら、川面に反射する日の光が水の流れとともに揺れ動くさまが
気になって気になって仕方ないようでした。

そして、かりんみたいにジャブジャブはしないだろうと油断していたら
ためらうことなく川にチャプンと入ってしまいました。
浅い場所だったので足が濡れただけでしたが、予想外の行動にビックリ。
水への警戒心よりも、水面のキラキラへの好奇心が勝ったのでしょう。

今までのかのんの行動を見ていると、初めての時は勢いでいっちゃうけど
お次は警戒心のほうが勝ってしまう…そんな傾向にあります。
ですから、今度出掛けた時は、今回が嘘のように尻込みするかもしれません。

さて、次回のかのんの反応はどうでしょうねぇ。

健康診断 -2022年-

かのんを我が家に迎えた10日後、健康診断をしてもらいました。
シニアになってからのかりんが受けていた高齢健診と同じメニューで
体重・体脂肪・血圧測定、血液検査、レントゲン検査、超音波検査です。

まだ2歳8か月とは言え、繫殖リタイア犬ということで心配していましたが
子宮や卵巣に大きな異常は見られませんでした。
とりあえずホッとしたのですが、他に数点の不安要素が見つかりました。

軽度ではありますが、心臓の僧帽弁・三尖弁・肺動脈弁の逆流と不整脈。
そして、中程度の胆嚢炎が見られました。
また、歯肉炎も起こしていました。

心臓については、いずれは薬を服用することになりそうで
胆嚢についても、状態が悪くなれば摘出を考える必要がありそうです。

ドクターに、「年齢は間違いない?」と改めて尋ねられました。
それくらい、かのんの身体は実年齢以上に年を重ねている感じで
身体年齢は5~6歳といってもおかしくないくらいでした。

これから先、出現するであろう心配ごとを知ってしまったわけですが
それを知ることができて良かったと、私は思っています。
かのんがどんな不安を抱えていようとも、もう大切な家族ですから。

ブラシで遊ぶ

ブラシを見たら怖がるかもしれないと少しばかり心配していたのですが
かのん
はブラッシングが嫌いじゃなさそうで、おとなしくしてくれています。

ただ、ブラシが気になるようで、「ほら!」と目の前に置いたら…この通り。
瞬時にオモチャと化してしまいました。

お子ちゃまチックな遊び方が可愛くてたまら~ん♪

甘えん坊さん

そばにいる時、かのんは必ずと言って良いくらいこちらに身体をくっつけてきます。
かりんはこういった仕草をすることはほとんどなく、せいぜい病院に行った時くらいでしたから
「こうしていれば安心~♪」と頼られているようで、「また…ですか?」と言いながらも
かのんの体温を感じながら、私たちの顔は思いっきりニヤけてしまいます。

どちらかというと男顔のせいか、「男の子? んっ、女の子…かな?」な~んて
ピンクのハーネスが目に入り、ハタと気づかれることも。

今日は、散歩中の公園で急にゴロ~ンしてKちゃんに甘える…の図。
「オトコガオのワタシだって、ジョシてきにカワイイときもあるんだよ~!」