夕日に溶ける

土曜日、グループホームにいる母に会いに行った帰り、夕方の散歩を兼ねて湖畔の公園へ。

この日の日の入りが18時26分。
この写真を撮ったのが18時12分だったので、日の入り間近でした。

辺りは夕日に照らされて、オレンジ色のフィルターをかけたみたい。
このまま日が落ちていくのをじっと眺めていたくなるような
夏の終わりの静かな夕暮れでした。
かのんの身体も夕日に溶けて、景色の一部となりました。

脚にくっつく

ローテーブルの金属製の丸い脚に、額からマズルにかけてのカーブをピッタリくっつけて
かのんがスヤスヤと眠っています。

その形状がフィットして良い塩梅なのか、ヒンヤリと冷たくて気持ち良いのかわかりませんが
記憶の中のかりんも、同じような格好をしていたような気がしました。
「こうするとキモチイイよ♪」って、かのんに教えてくれたのかな。

背中で語る

かのんの目の前に、母さんが愛用している整腸剤の空瓶を転がしてみました。

案の定、遊び好きなかのんは興味を示し、前足でチャイチャイして咥えようとします。
でも、表面がツルツルした瓶を咥えることができず…。

そばにいる母さんの足下にやって来て、背中向きで身体をピタリとくっつけます。
正面きってよりも控えめな感じがして、かのんならではの「お願い!」の仕方です。

似合いすぎ

母さんお気に入りのタオルを、かのんの首に巻いてみました。

あら、お似合い♪
かのんお得意の変ちくりんな座り方と相まって、小さなおっさんみたい。
身体全体からもわぁ~んと醸し出される泥臭さが良いですな。

夏の思い出 2024

この夏も、妹一家が帰ってきてくれました。
大学2年生になった甥っ子は、新しいバイトを始めたと聞いていたので
おそらく帰ってはこないだろうと思っていました。
が、嬉しいことに、今までと同じく一緒に帰ってきてくれました。

しかし、この暑さの中あちこち出掛けるのもなかなかキツくて
施設に入所している母に、日帰りで面会しに行ったり
こちらならではの料理を食べに、飲食店へ出掛けるくらいでした。
その代わりというわけでもないけれど、毎晩楽しい酒盛りとなりまして
この春20歳になった甥っ子も一緒になってグラスを傾けました。

さて、約7か月ぶりに会う妹たちに、かのんの反応はどうだったかと言うと
残念ながら、ほぼ、知らない人に対してのそれでした。
かのんちゃ~ん♪」と優しい声を掛けられても、ガクンと腰が引けてしまい
オーバーリアクションでビビリまくるその姿に、みんな苦笑いです。

顔を合わせるのは4回目ですが、会うのが1年ぶりや7か月ぶりになるせいか
かのんの頭の中には、知っている人としての記憶が留まっていないようです。

甥っ子に撫でてもらっているのに、緊張して身体はカチコチで目を合わせようとしないかのん
かりんのように来訪を大歓迎する姿を、これから先も見ることができるようになる気がしなくて
ちょっと寂しい気もするけれど、これがかのんなので仕方ありません。

そんなこんなで、母さんたちの楽しい夏休みはあっという間に終わってしまいました。
いつも「妹一家が近くに住んでいたらなぁ」と思うのですが、それはそれでヤバイかもしれません。
だって、毎日酒盛りになりそうだから。