私から、母さんへ

かりんは、「母さんは?」と言うと私を見て、「Kちゃんは?」と言うとKちゃんを見ました。
いつ頃からだったか定かではありませんが、それぞれの名前をちゃんとわかっていたのです。
おそらくそれなりの月日を費やして覚えたのだと思います。

かのんは…と言うと、まだ、かりんのようには私たちの名前をわかっていません。
そういう理由もあったりして、かのんのことを書く時にはずっと「私」と言ってきましたが
そろそろ「私」を卒業して「母さん」と名乗りたいと思います。

かのんかのんという名前があるように、私にも母さんという名前があるということ。
こちらの勝手な願いだけど、早くわかってくれるといいな。

わんこプロレス

三連休の初日、かのんは二度目の訪問となるBigなMountainのハーブ園へ出掛けました。
初めての訪問時、かのんに余裕がなかったせいか看板犬のジャックくんには興味なしでしたが
今回はお互いにクンクンした後、元気よく遊び始めました。

かりんはこんなふうに遊べなかったので、わんこプロレスにはまったく慣れていない私たち。
どの程度なら大丈夫なのかわからず、いつでも制止できるようリードを加減しながらの見物です。
どうやら、上手く遊ぶことができたようです。

ベッドへ進出

この夏の妹一家の来訪により、我が家でのかのんの居場所は二階になりました。
そして、それは変わらないまま、私の部屋かKちゃんの部屋のどちらかで過ごしています。

とは言っても、かりんみたいにその時の気分で自由に行ったり来たりするのではなく
私たちが移動する時についてきたり、ボールに誘われて移動するだけです。

最近、そんなかのんがKちゃんのベッドの上に上がることを覚えちゃいました。
ボールを追いかけて…の流れが多いのですが、夜、こっそり足元にいたりもするようです。

こうしてベッドの上でくつろいでいる姿を見ると、かりんを思い出してしまいます。
かのんの姿に、かりんがちょこっと重なる瞬間です。

正しいお座り

かのんと言えば、変ちくりんな座り方がトレードマークではありますが
時として正統派なお座りを見せてくれることもあるのです。

座った姿を正面から見ると、避妊手術の時に剃ったお腹がよく見えます。
ちょっと弛んだそのお腹は、子犬を育てたお母さんの、それです。

さて、何か言いたげな面持ちで、こちらをじーっと見ています。
これがキチンとした座り方なのに、変ちくりんな座り方をしているほうが
何だかかのんらしい…気がするのでした。