かりん工房

毎月1回、美容院で綺麗にしてもらうのが常となっているかりん。
先月の終わりに予約を入れていたものの、母さんの予感的中となったため
「今は、刺激を与えないほうが良い」とのドクターの言葉に、今回はキャンセル。
前回のトリミングからは1ヶ月と10日ほど経過していますが
その間、雨や雪の日の散歩が多かったこともあり、いつにも増して芳しいニオイ。

全体的にはそれ程でもないのですが、頭やマズルのあたりなど、久々に犬臭い。
「わ～い・わ～い！犬くさ～い！！」
…と、母さんは訳のわからぬ喜び方をしております。

今日は久々に良いお天気となり、とても暖かい一日でした。
それに加えて、母さんがお休みという条件が揃っちゃいましたから
ちょっとスペシャルなお散歩に出掛けない手はありません。
…とは言っても、お手軽な近くの土手へロングなお散歩ですが
「土手へ行こうか！」と言うと、かりんの目が爛々と輝きました。

ここのところ悪天候が続いていたので、散歩も早めに切り上げることが多く
すっかり身体がなまっていたかりんは、その身体を解すかのように
グングンと走りまくっておりました。

そして、用足し後の後脚での土飛ばしも、「これでもか！」と言うくらい念入りに～。
水平に蹴り上げられた脚に、素晴らしい切れを感じた母さんでした。

かりんの頭の上に、『アンモナイト変身用』の丸いクッションをのせたら
でっかい椎茸のオバケみたいになりました。

「はぁぁ、つき合いきれません～」
かりんから発せられる、呆れたような視線と大きな溜息を感じながらも
その反応が見てみたくて、次なる悪戯を考えている母さん…でした。

今回、母さんの予感的中により飲み薬を処方されたかりん。
ニキビダニの駆虫薬は飲み薬ですが
抗生物質は、直径13ミリ×厚さ4ミリのタブレットを2等分した
半月状が1回分となっています。
実際に見ると…結構デカイ。
これまで、すんなり飲んで（食べて）くれていましたが
今回は、そう簡単にはいかないような気がしました。

が、そんな母さんの心配も何処へやら。
最初は、口の中で転がしながらも食べあぐねていましたが
そのうちガリガリと噛み砕きながら食べ始めました。

あと10日程、ご飯の後の、かりんの小さな楽しみは続きます。

10日程前、かりんの鼻の横のヒゲが生えているあたりの毛が
何だか薄くなっていることに気づきました。
ただれて赤くなっている様子もなく、痒がってもいないので
そのうち生えてくるだろうと思いつつ過ごしておりました。
しかし、ここ数日で更に薄くなり始めたのを見て
嫌な予感がした母さんは、病院へ連れて行くことにしました。

診断の結果は…『ニキビダニ』（別名：毛包虫、アカルス）
健康な犬にも多少寄生していますが、普通は抵抗力があるため
大量増殖することもないのだそうです。
ですから、何らかの理由で状態が良くなかったのでしょう。
検査のため、ピンセットで毛を抜かれたので少し赤くなっていますが
よく見ると、毛穴がプツプツと盛り上がったようになっていました。
ニキビダニ駆除の薬と、抗生物質を処方していただき、2週間様子を見ます。
局所的ですし、大したことはなさそうです。

もうちょっと自宅で観察しようかとも思ったのですが、診てもらって正解でした。
実は、母さんの嫌な予感…『ニキビダニ』だったのです。