階段という難関

いまだに、かのんは自分で我が家の階段の上り下りができません。
だから、散歩に行く時は「よいしょ」と抱っこして一階へ下りて
帰ってきたら、再び「どっこいしょ」と抱っこして二階へ上がります。

でも、戸外のコンクリートの階段などは普通に難なく上り下りするし
いつだったかは、玄関で傘をバッと開いたら半端なく怖かったようで
大慌てで我が家の階段を駆け上っていきました。

確かに、我が家の階段は一段一段が高くて、おまけに傾斜もキツイので
脚が短くて、おまけに決して運動神経が良くはないかのんからすれば
勢いがないと越えられない難関なのでしょう。

母さんたちが抱っこすればよいだけのことではあるのですが
ひとりでできたほうがよいだろうと思い、抱っこせずに様子を見ることに。

上から呼ぶと、とりあえず前脚は踏み出すけれど、後脚がついていきません。
それでも、後脚を持ち上げるのを手助けしてみたり横に並んで促したり
ドタバタしながら上がることができました。

かりんのように、凄い勢いで上ったり下りたりするのもハラハラしますが
上りだけでもひとりでできるようになったら良いのになぁ。

私から、母さんへ

かりんは、「母さんは?」と言うと私を見て、「Kちゃんは?」と言うとKちゃんを見ました。
いつ頃からだったか定かではありませんが、それぞれの名前をちゃんとわかっていたのです。
おそらくそれなりの月日を費やして覚えたのだと思います。

かのんは…と言うと、まだ、かりんのようには私たちの名前をわかっていません。
そういう理由もあったりして、かのんのことを書く時にはずっと「私」と言ってきましたが
そろそろ「私」を卒業して「母さん」と名乗りたいと思います。

かのんかのんという名前があるように、私にも母さんという名前があるということ。
こちらの勝手な願いだけど、早くわかってくれるといいな。

わんこプロレス

三連休の初日、かのんは二度目の訪問となるBigなMountainのハーブ園へ出掛けました。
初めての訪問時、かのんに余裕がなかったせいか看板犬のジャックくんには興味なしでしたが
今回はお互いにクンクンした後、元気よく遊び始めました。

かりんはこんなふうに遊べなかったので、わんこプロレスにはまったく慣れていない私たち。
どの程度なら大丈夫なのかわからず、いつでも制止できるようリードを加減しながらの見物です。
どうやら、上手く遊ぶことができたようです。

ベッドへ進出

この夏の妹一家の来訪により、我が家でのかのんの居場所は二階になりました。
そして、それは変わらないまま、私の部屋かKちゃんの部屋のどちらかで過ごしています。

とは言っても、かりんみたいにその時の気分で自由に行ったり来たりするのではなく
私たちが移動する時についてきたり、ボールに誘われて移動するだけです。

最近、そんなかのんがKちゃんのベッドの上に上がることを覚えちゃいました。
ボールを追いかけて…の流れが多いのですが、夜、こっそり足元にいたりもするようです。

こうしてベッドの上でくつろいでいる姿を見ると、かりんを思い出してしまいます。
かのんの姿に、かりんがちょこっと重なる瞬間です。