かりん工房

あるところに、柴犬のお母さんから産まれた兄妹の子犬がいました。
お兄ちゃんの方は、すぐに新しい家族に引き取られたようですが
妹の方は、可愛い盛りにも関わらず貰い手が決まりません。
しかし、当時、個人で飼い主さん探しのボランティアをしておられた
momomamaさんに運良く引き取られたことによって
新しい家族を見つけてもらうことができました。

そんな、かりんとの出逢いから、今日で丸8年経ちました。
諸々の偶然が重なり、縁あって我が家の一員となったかりん。
最初の頃は、ただただ純粋に可愛いだけの存在でしかなかったけれど
8年もの長い年月を共に過ごした今は、可愛さを超越した愛おしい存在です。

かりんと過ごせる時間は、これから先どれだけあるのかはわかりません。
だからこそ、「今！」を生きているかりんと、できるだけ同じ気持ちで
毎日を過ごしていきたいと思う、母さんです。

母さんの記憶に誤りがなければ…
成人してから初めて、インフルエンザに罹りました。
しかし、病院で診てもらったタイミングが良かったようで
予防接種をしていなかったにもかかわらず
高熱にうなされることもなく、比較的軽くて済みました。

ほぼ一日中寝ている母さんを、ソファーから見下ろすかりん。
まるで、そっと見守ってくれているかのような眼差し。

…ってか、寝てる～。

でもね。
ちゃんと生きているか、前足チョンチョンで確かめに来たり
ご丁寧に顔をペロペロしてくれたり。
熱烈な看病（？）のお陰で、ボチボチ平常運転に戻れそうです。

今週末は、母さんひとりで実家へ帰ります。
ほんの一晩…かりんと離れるだけなのに、母さんは寂しいのよね。

どうか、イイ子で待っててね。

今日、母さんはお休みでした。
でも、お天気が悪いので、スペシャル散歩には行けそうにありません。

ヒマつぶしに、念入りにガジガジしながら爪のお手入れをしてみても…

やっぱり退屈なのか、あくびばっかり出てしまうかりん。

こんな時は、突如として『ごろんた～ん♪』になります。
お腹撫で撫でしてもらえるかりんは勿論のこと
「甘えん坊さ～ん！」なんて言いながら、撫でている母さんも大喜びです。
『ごろんた～ん♪』は、一石二鳥かもしれません。

かりんの前足に並びましたる小さなタブレット。

『もぐさ』っぽい色ですが、新手のお灸ではありません。

昨年の11月の血液検査で、高脂血症（ドロドロ血）と改めて診断され
肝臓の機能を高める作用のある薬を処方してもらいました。
しかし、2か月服用しても、数値に改善は見られませんでした。
そこで試してみることにしたのが、野菜が原料のサプリメントです。
野菜に含まれている肝臓にとって有効な栄養成分を
犬や猫でも吸収できるようにしてあるものです。
とりあえず1か月飲んでみて、数値が良くなっているようであれば
しばらく続けることになりそうです。
母さんも試しに味見してみたのですが、『旨味』が凝縮されているような
ほんのりとした甘味が感じられました。
ということで……はいっ！かりんも大好きです。

病院でサプリメントを受け取る時、「オヤツもらったよ～！」と言ったら
いつもはどんより～のかりんの顔が、パッと輝きました。
病院は怖いだけでなく、オヤツをもらいに行く所だとインプットされたら
このサプリメントの効果は倍以上になるかもしれません。